あなたの生活を面白くする「100人カイギ」で、韮崎と出逢いなおそう

韮崎市の蓮照寺で毎月第2火曜日に、「韮崎」に関係する人の自己紹介をするイベントが始まった。

このイベントは「100人カイギ」という名前で全国各地で開催されるほど盛り上がっている。

山梨県内でも笛吹、甲府、甲斐、南アルプス、北杜で開催されている。

100人カイギという名前の通り、登壇者が100人に到達したら解散する期間限定のイベント。

どういったイベントで、面白さについて紹介していく。

会場の蓮照寺 お寺で自己紹介を聞ける

100人カイギのポイント

  • 100人カイギ」は、街に暮らす・働く100人の想いの自己紹介を聞くコミュニティイベント
  • ”思い”を中心とした話で、何をやっているかよりなんでやっているかについて自己紹介される
  • 登壇者が100人に達したら解散する、期間限定の場
  • 登壇は110分、毎月5×20ヶ月で、全部参加すれば街の人100人を知ることに
  • 名前だけ知っているあの人の物語を知ると、いつもの韮崎が少し変わって見えます

 

行きつけの店を聞かれて、「コンビニ」と答える人はいない

私は以前、人口370万人の市に住んでいました。長い時間を過ごした街でしたが、土着心のようなものは、最後まで生まれてきませんでした。人も文化も、あまりに最適化されすぎていて、退屈ささえ感じる日々。「その街ってどんな街?」と聞かれたら、当時の私は「便利な街だよ」と答えていたと思います。

でも考えてみれば、それはコンビニの説明と何も変わりません。行きつけの店を聞かれて、「コンビニです。便利なので」と答える人はいないですよね。便利さは、その街を説明する言葉にはなっても、その街を好きな理由にはならない。そんな気持ちもあり、移住を考え始めました。

 

韮崎での生活は自然だらけ

2年前、韮崎市に移住しました。人口は、前の街のおよそ100分の1

知り合いはゼロからのスタートでしたが、地域おこし協力隊という立場もあって、商店街のお店の人や、地域で活動する人など、顔見知りが少しずつ増えていきました。「住んでるのはどんな街?」と聞かれたら、いまの私はもう「便利な街だよ」ではないいろんな話ができます。商店街のあの人の話、地域で活動するあの人の話、前の街よりも、ずっと色々なことが喋れる。街について「人」で語れること。それこそが、街の面白さなのかもしれません。

顔見知りが増えてくると、今度はその人たちが「どんな人なのか」を知りたくなってきました。人の人生や生活は、想像しえないほど多種多様です。話を聞いてみれば、嗜好も、思考も、志向も、一人ひとりまったく違う。

その片鱗を味わえるのが、「100人カイギ」というイベントです。10分間の話を聞くだけで、その人の本質のようなものに触れることができる。それは、顔を見かけるだけ、名刺を交換するだけでは、決してたどり着けない場所です。そしてその場所から、さらにその人を知って、新しい何かが生まれるかもしれないし、生まれないかもしれない。その「かもしれない」の面白さに魅力を感じ、私はこのイベントに参画することにしました。

あなたは、韮崎の人を何人知っていますか?

突然ですが、質問です。あなたは韮崎の人を何人知っていますか? 家族と、学生時代の同級生を除いたら――意外と少ないな、と思った方が多いのではないでしょうか。

「友達100人できるかな」という歌がありますが、大人になってから友達を100人つくるのは、正直むずかしい。

でも、「街に知り合いを100人つくる」なら、できます。

100人カイギに20回参加すれば、100人の話を聞くことができる。たとえ一方的にでも、その人の名前と、その人が何を好きで、なぜそれをやっているのかを知っていれば、それはもう「知り合い」と呼んでいいはずです。

100人カイギとは?

100人カイギは、街に関わる100人の話を聞く、ゆるやかなコミュニティイベントです。2016年に東京・港区で始まり、いまでは全国各地の街に広がっています。

登壇の様子

ルールはとてもシンプル。

毎回5人のゲストが、110分ずつ自分の話をする

ゲストが100人に達したら(=20回開催したら)、その100人カイギは解散する

 

100人集まったら終わり」という潔さが、この場の心地よさをつくっています。組織を大きくすることが目的ではなく、ただ純粋に「この街の人を知る」ことが目的だからです。

「知っている人」と、出逢いなおす

韮崎は人口3万人弱のまち。歩いていれば知った顔に会うし、「名前を知っている人」は案外たくさんいます。

でも、その一人ひとりに、私たちの知らない物語があります。

なぜこの街で商売を始めたのか。どんな回り道をして今の仕事にたどり着いたのか。子どもの頃、この街のどこで遊んでいたのか。何に挫折して、何に救われたのか。――話を聞いてみると、「あの人がそんなことを?」という驚きが、必ずあります。

100人カイギは、そんな「知っているつもりの人と、出逢いなおす場」です。そして移住者にとっては、この街を人の顔と物語から知っていける、最高の入り口でもあります。ガイドブックには載っていない韮崎が、そこにあります。

話すのは「何をやっているか」ではなく「なぜやっているか」

100人カイギの自己紹介は、よくある肩書きの紹介とは少し違います。

語ってほしいのは、想いの話。何をやっているかよりも、「なぜそれをやっているのか」「何を始めようとしているのか」。たとえばこんなテーマです。

「夢」――これまで叶えてきた夢と、これから叶えたい夢

「韮崎と私」――昔は韮崎が大っ嫌いだった でも、まだこの街に住んでいる

「街の人を知れる本を作りたい」――顔を知っているあの人の、生活や人生を知れる本があったら、絶対に面白い。それこそがローカルに暮らす面白みだと思うから

10分間、自分の人生を物語として語る。それは話す側にとっても、自分の歩みを振り返る、ちょっと特別な時間になります。

有名な人や、すごい実績のある人だけが登壇するわけではありません。むしろ逆で、「普通の人」の人生史こそが面白い、というのがこの場の本質です。誰の人生にも、その人にしか語れない物語がある。それを聞ける贅沢が、100人カイギにはあります。

形式は自由。「人前で話すのはちょっと」という方へ

会場の様子

自己紹介の形式は自由です。スライドを使っても、写真を見せながらでも、手ぶらで語っても、ご自身らしい方法で参加してください。

「みんなの前で一人で話すのはハードルが高い」という方は、インタビュー形式でもOKです。聞き手が質問を投げかけながら、対話の形で人生の物語を引き出していきます。紙芝居で登壇した人も、動画を作って投影したって問題ない。どんな形式を選ぶか自体がすでに、その人らしさの表れです。

話すことが目的ではなく、あなたの物語が誰かに届くことが目的。だから、いちばん心地よい形で大丈夫です。

イベント概要

  • イベント名:韮崎100人カイギ
  • 内容:毎回5名のゲストによる、10分間の想いの話
  • 日時:毎月第2火曜日
  • 会場:蓮照寺
  • 参加費:1,000(飲み物付き)
  • 事前申し込み:https://peatix.com/group/16552060 (当日参加も大歓迎!)
  • SNS:https://www.instagram.com/nirasakishi100ninkaigi?igsh=MXNrZ3U3M2o5N2x6Mw==
  • こんな人におすすめ:韮崎の人と知り合いたい方/移住してきたばかりの方/自分の想いを話してみたい方/聞くだけの参加も大歓迎です

登壇者・お手伝い、募集しています

100人カイギは、100人の登壇者と、それを支える人たちがいて初めて成立するイベントです。話してみたい方、大歓迎です。「自分の話なんて…」と思った方こそ、聞きたい話を持っています。

自薦はもちろん、「あの人の話を聞いてみたい」という他薦も歓迎です。人前で話すのが不安な方は、前述のとおりインタビュー形式などご相談に乗ります。

運営のお手伝いも募集しています

当日の受付や会場設営、写真撮影、SNSでの発信など、関わり方はいろいろ。「登壇はまだ勇気がないけど、この場に関わってみたい」という方にぴったりです。

登壇希望・お手伝い・その他のお問い合わせは、こちらまでお気軽にどうぞ。

SNS:@nirasakishi100ninkaigi(DMでのご連絡OK)

メール:naoki.nishimura(at)kawarabe.com

おわりに

街の面白さは、風景や施設ではなく、そこにいる「人」でできています。

100人の物語を聞き終えたとき、韮崎はきっと、今とは違う街に見えているはずです。信号待ちですれ違う人が、ただの通行人ではなく「あの物語の人」になる。その積み重ねが、この街での暮らしを少しずつ面白くなっていくと信じて、この場を開きます。

会場は、まちのお寺・蓮照寺。本堂で誰かの人生の話にじっくり耳を傾ける時間は、それだけで少し特別です。

まずは一度、聞きに来てみませんか。会場でお会いできるのを楽しみにしています。