にらレバライター、BEEK DESIGN スタッフとして編集・デザイン業に勤しむ。元地域おこし協力隊・青少年育成プラザMiacisスタッフ。1991年生まれ。韮崎高校出身。音楽・サウナ・お寿司が大好き。
前回の記事”空き家を「妄想」デザイン。空き家の利活用がまちづくりに大事な理由”で紹介させていただいた、「妄想空き家マーケット」。
IROHA CRAFT×Miacisの中高生で実際の空き家を見に行って「ここで何をしたら面白いか?」と妄想をしたあの日の企画が、韮崎市の市制祭(武田の里フェスタ)で1日限定ショップとして実現しちゃいました!
今回はその日の様子を写真を中心にお届けしたいと思います。
2018年10月7日 市制祭当日
”この人たちは普段どこにいるのだろう?”と思うくらいの大にぎわいで、まちの中は活気に満ち溢れています。
子どもからお年寄りまで、幅広い年齢層の人が楽しんでいる様子が見られます。
そして今回の妄想空き家マーケットの会場となった空き家、通称「茶舗」は韮崎中央商店街の中心にあります。
いよいよ『妄想空き家マーケット』に潜入!
入り口には多くの人の姿が。
普段ここが空き家だとは思えないくらい、「茶舗」もまちに溶け込んでいますね。
asa-coyaさんによるパンの販売もありましたが行った時には既に売り切れ。。すごい人気です。
「妄想」が実現した店舗に次から次へとお客さんが入ってきます。
生まれ変わった空き家の姿に、中高生もびっくりしていました。
使っている様子を見てイメージが湧いた出展者のみなさんもお客さんのみなさんも口々に、「ここを普段使ってないなんてもったいないよね〜」「誰か買って〜!」と話していました。
おそらく、この空き家の持つポテンシャルを実感してしまったのでしょう。
たしかに、商店街の中心に普段からこんな風に賑わう場所ができたらいいですよね。
部屋数も多いのでゲストハウスなんかも良さそうです。
物件が気になった方は問い合わせを
実はこの物件は韮崎市の空き家バンクで500万円で売りに出ています。NO.26の物件です。
概要、図面、実際の中の写真など、詳細PDFのダウンロードはこちらから。
興味のある方はぜひ韮崎市役所(0551-22-1111)総合政策課人口対策担当に問い合わせてみてください。
内見も可能ですし、空き店舗活用の補助金の紹介などもしてもらえると思います。
みんなで考えていくことが大事
空き家をそのままにしておくのではなく、とりあえずお試しでもいいから使ってみるという今回の取り組みはとても面白いと思います。
会議室で空き家問題について嘆いていても何も始まりません。
今回のようにみんなで実際の場を見に行ったり試しに使ってみたりすることでイメージが湧くようになり、場所に対する興味や愛着も生まれて「何か始めてみよう」という人が出てくる可能性が広がっていくのだと思います。
完璧に改装をしなくても、少し掃除をして鍵を開けるようにするだけで、そこがコミュニティの場に発展していく可能性は十分にあります。
1人で考えて1人で全てやるのは大変ですが、みんなでアイディアや力を出し合えば、より素敵な場所をつくっていくことができるのではないでしょうか。
そんな風に温かくて楽しい場所がポツポツと韮崎のまちに増えていったらいいですね。