インターネットのある生活が当たり前になった現代社会に生きる私たちは、日々、多くの情報に触れています。パソコンの画面で、スマートフォンで、本を読まない人でも誰かが書いた文章を目にする機会は昔よりも格段に増えていると思います。
また、メールやSNSの普及にともない、一般の人にとっても文章を書くということがグッと身近になりました。
発信も受信も気軽にできるこの時代だからこそ、大量の情報の中に埋もれてしまわない、しっかりと伝わる文章を書く力は必要とされてきているのだと感じます。せっかく発信するのであれば、読んでくれる人に対して有益なものを届けたいし、それが何かしらの行動につながってくれたらと発信者は願っていると思います。
そこで今回は、「にらさきライティング講座」と称し、気持ちを伝えて人を動かす文章術を学べる講座をにらレバの主催で開催しました。にらレバ編集長の私も一参加者として参加させていただいたので、今回はその日の様子をお伝えしたいと思います。
1日5記事書いていた、、、!?
今回の講師を務めたにらレバ編集部の岡田(通称岡ちゃん)は、全国各地のローカルメディアの立ち上げや運営に携わってきました。これまでに地域のキーパーソン約200人をインタビューし、多い時には1日に5本の記事を書くという修行のような日々を送っていた時代もあったのだと言います。そんな岡ちゃんがこれまでの経験の中で模索しながら考えてきた、気持ちを伝えて人を動かす文章を書くポイントをお伝えしました。
共感を呼ぶための3つのポイント、顧客視点発想になるための8つの視点、そしてシェアされるコツなど、次から次へと飛び出す重要なポイントを聞き逃さぬよう、参加者の方は前のめりでメモを取りながら真剣に話を聞いていました。
「取材した相手が自らシェアしたくなる記事かどうか」というチェックポイントに、にらレバ編集長の私も改めて自分の記事はどうだろうと考えさせられました。今のところ、先方確認に出す際は自信の持てる状態までつくり込んでから出すようにできていると思っているのですが、今後忙しくなったりまとめるのが難しい内容だと感じたりしたとしても、この視点は忘れないようにしようと心に誓いました。スライドにもあった「顧客視点×リスペクト」は本当に大切な姿勢だと思います。
日頃の疑問に答える時間も
話を聞いてもっと知りたいという気持ちに火がついたのか、参加者の方々からも次々と質問があがりました。
少しだけご紹介させていただくと、
「適切な文字数はどのくらい?長くなりすぎたらよくない?」
「直接行動を促す文章を入れていいの?それとも読者に委ねるべき?」
など、日頃から文章を使って表現しようと真剣に考えているからこそ浮かんでくる疑問や不安についてのシェアがあり、講師の岡ちゃんの回答に参加者も頷いたり更に質問を重ねたりと、”文章を書く”ということについて改めてみんなで真剣に考えるよい時間となりました。
みんな伝えたい思いを持っている
今回のイベントは初回にも関わらず、韮崎市内外から多くの方が参加してくださいました。
「すぐに実践してみたくなりました。これまでの記事も読み返してみます。」
「書くことに苦手意識がありましたが楽しめそうです!」
などの声が参加者からの感想としてあがり、私たちも開催してよかったと感じることができました。
最大のポイントは「毎日続けること」だと聞き、「書きたい欲」が刺激されたと見えるみなさんが、これからどんな風に情報を発信していくのか、私たちもとても楽しみです。
みなさんの真剣な表情を見て、”文章を使って伝えたい何かがある”という人が多いのだということを実感したので、これからもそのような思いを持った方々の力になっていければと思いました。
今回は平日夜の開催でしたが、次回は3月17日(日)の昼に開催します。今回都合がつかなかったという方はぜひそちらにご参加いただければと思います。
また、今回の《基本編》が好評だったので、いずれは《応用編》も開催していきたいと思っています。イベントについてのお知らせはニュースレターで配信していきますので、ぜひチェックしてみてください。
「伝えたい」を「伝わる」に変える方法を一緒に学んでみませんか?