にらレバライター、BEEK DESIGN スタッフとして編集・デザイン業に勤しむ。元地域おこし協力隊・青少年育成プラザMiacisスタッフ。1991年生まれ。韮崎高校出身。音楽・サウナ・お寿司が大好き。
7月26日〜27日の2日間、韮崎市では『ニラサキオープンファクトリー2019』が開催されました。
以前の記事でも告知をしたこのイベントは、今年が初めての取り組みであり、県内でも初めての一般向けのオープンファクトリー(一斉工場見学会)でした。
初回でしたがどの企業さんも本当にたくさんの工夫をしてくださり、参加された方には大満足いただけたようです。
今回の記事ではそんな『ニラサキオープンファクトリー2019』の様子の一部を、見学編・体験編・ツアー編の3つのカテゴリーに分けて、オープンファクトリー実行委員であった窪田からお届けしたいと思います。
普段は入れない工場内に潜入!ー見学編ー
子どもも大人もワクワク!実際に触れてみるー体験編ー
テーマに沿って複数の会社を巡るーツアー編ー
1日目には『自動化のすすむ工場の今を見学するツアー』と『世界に向けて「Made in Nirasakiの半導体製造装置」を生み出す工場見学ツアー』の2つのツアーを開催。
この時代の工業技術の発展の凄さやそれでも人間にしかできないことがあることを知ったり、複数の会社で協力体制が組まれているこのまちのものづくりの仕組みに触れたりできる、充実した内容のツアーでした。
2日間という短い期間ではありましたが、ここでは紹介しきれないくらい、韮崎のまちのあちこちでおもしろい見学・体験・ツアーが同時に実施されていて、参加された方からは「今回行けなかったところにもまた行ってみたい」と意欲的な声が聞かれました。
「ぼくらのまちは、想像以上だった。」
オープンファクトリーが開催された数日後に、4月から活動してきた実行委員会のメンバーで集まって打ち上げ兼反省会をしたのですが、そこでまず出たのが、「ほんとうに“ぼくらのまちは、想像以上”だったね!」という意見でした。
“ぼくらのまちは、想像以上。”という合言葉は、一般の方にそれまで知らなかった韮崎のものづくりの世界を体感してもらうことで、「このまちはすごいんだぞ」と気付いてもらいたいという気持ちを込めてつくった合言葉です。
改めて企業をまわってみると、どこも本当に高い技術力や想いを持ってものづくりをしていることが実感できました。さらに今回の見学や体験に対しても本当によく準備をしてくださっていて、その協力的な姿勢やわかりやすく丁寧な説明に、実行委員である私たちも感動してしまいました。
日々真剣にものづくりに取り組む様子は企業さんにとっては当たり前の光景かもしれませんが、初めて見る人にとっては大変興味深く、心動かされるものです。
感心したり楽しそうにしている参加者の表情を見ることができ、企業側からも「社内活性の良い機会となりました」と言っていただき、この機会をつくることができて本当によかったと実感することができました。
よいイベントだからこそ、まだまだ人を呼ぶことができる
今回のイベントに参加してくれた方からは、
「普段入ることのできないところに入れていただき、大変嬉しい気持ちです。ワクワクしました。子どもたちもこのような大変なお仕事を知ることができ感謝いたします」
「子どもよりも大人の方が夢中になってしまいました。話をしてくれる方々の説明がわかりやすかったです。」
「このような企業が韮崎にあることを知らなかったので、いい経験になりました」
「子供が地域の産業を知り、実際に働いている所を見ることは、将来の進路選択に大きく影響すると思います。来年も絶対に続けて欲しいです」
などの感想をいただき、アンケートの統計を見てもとても満足度が高かったことがわかりました。
そして満足度が高かったからこそ、
「もっと多くの人に参加してほしい」
という意見が参加者からも企業からも多くあがりました。
今年の参加者は200名強でしたが、もっと早めに告知ができていたら、県内外からもっともっと人を呼ぶことのできるポテンシャルを持ったイベントであったと実行委員の私たちも実感しています。
企業さんからも来年に向けた前向きな意見がすでにたくさん出てきていて、来年は更におもしろいイベントとなりそうです。
より多くの方に足を運んでいただけるよう情報発信にも力を入れていきたいと思いますので、ぜひ来年の『ニラサキオープンファクトリー2020』もよろしくお願いします!
韮崎の文化(日常)をつくっていくこと
オープンファクトリーの当日、子どもたちがのぼり旗を見ながら「ぼくらのまちは、想像以上!」と言い合っている様子を、にらレバ編集部が見かけました。
イベントを続けていくことで、そして参加した方の認識が変わってそれが広がっていくことで、この合言葉がこのまちに住む人々の共通認識となっていくといいなと思います。
この2日間を通して、このまちにはまだまだ知られていない魅力がたくさんあることが証明されました。これを機に、日常の中でも、このまちのものづくりに少し関心を向けてみてもらえるとうれしいです。
きっといつだって、ぼくらのまちは、想像以上。