韮崎ランチにおすすめ!『パブ喫茶 カナリア』で名物『ミート焼きそば』を食べて、昭和の時代にタイムスリップしてきた

カナリアの看板メニュー『ミート焼きそば』の写真 韮崎の飲食店

韮崎中央商店街にある『パブ喫茶 金糸雀(カナリア)』は、まるで昭和の時代のまま時が止まったかのような、昔ながらの空間が残っているお店。

その独特な雰囲気や店前ののぼり旗に書かれた“ミート焼きそば”の文字に興味をそそられている方も多いと思いますが、足を踏み入れるのに少し勇気が要るのではないでしょうか。

そこで今回は、そんな気になる『カナリア』のランチタイムに潜入。

ドアの向こう側に広がる異空間で、名物のミート焼きそばを頬張りながら、お店の歴史を聞いたり、48歳から歌手活動をしているお母さんの歌声を披露してもらったりするという、濃厚な時間を過ごしてきました。

ランチにおすすめ!カナリア名物『ミート焼きそば』

金糸雀のメニュー「ミート焼きそば」の写真

昭和42年にオープンしたカナリアは、かつてはケーキ屋とお菓子屋を兼ねた喫茶店でした。

今年の2月でケーキは全て終了となり、現在は焼き菓子・袋菓子の他に、名物である『ミート焼きそば』とドリンクを提供しています。

『ミート焼きそば』とは、その名の通り、焼きそばにミートソースをかけたもの

馴染みがないと「その組み合わせって合うのかな・・・」と心配になりますが、キャベツたっぷり太麺の焼きそばは薄めの味付けなので、ひき肉たっぷりの濃い味のミートソースがかかることでちょうどいいバランスになるんです。

このメニューはカナリアでお菓子の製品を取り扱っていたころ、同じ製菓店の商品を取り扱うお店同士で、「学生に安くてお腹にたまるご飯を食べさせてあげよう」と話して誕生したメニューなのだそう。

当時のまちの人の若者への愛情が詰まったメニューが、せっかく今でも残っているので、若い世代にもこの歴史と味を伝えていきたいなと感じました。

店名に『パブ』とついていると夜のお店のイメージですが、ランチタイムもやっているので、学生のみなさんも気軽に足を運んでみてください。

昔ながらのコーヒーサイフォンでじっくり淹れる珈琲

みなさんは、「コーヒーサイフォン」をご存知でしょうか?

私たちの世代にはあまり見慣れないものだと思いますが、昔ながらの喫茶店でよく見られる、水の蒸気圧を利用してコーヒーを淹れるガラス製の器具のことです。

カナリアでは、このコーヒーサイフォンでホットコーヒーを淹れてくれます。

ポコポコと音を立てながら少しずつ珈琲が抽出されていく様子はまるで理科の実験のよう。じっくりと眺めていると、時間がゆっくり過ぎていく感じがして、なんとも優雅な気分になってきます。

クリームソーダ450円

他にもクリームソーダやレモンスカッシュなど、喫茶店らしいドリンクメニューがあるのもうれしいところ。暑くなるこれからの時期、シュワっと喉を潤すのにぴったりです。

歌手活動をしているお母さんとカラオケを楽しめる

カナリアのママ・勝子さんは、48歳の頃から「かつこ」の名で歌手活動をされていたそう。十数曲の持ち歌があり、うち二曲はカラオケマシンにも入っているというほど、かなり本格的に活動をされていたようです。

現在は歌手活動を続けながら、喫茶店を利用したカラオケ教室も開催しています。

「喉から声を出すと大きくなって、お腹から声を出すと小さくなるのよ。腹式呼吸の方が...」と説明しながら少しだけ歌ってくれましたが、そのムーディーで芯の通った歌声はお見事でした。

「一曲聴いてみたいです」とリクエストをしたら、勝子さんが50代の頃に歌った「甘利山慕情」という曲をかけてくれました。

これは韮崎の甘利山にレンゲツツジが咲く様子を歌った曲であり、昔は観光客を呼ぶために甲府駅でも流していたそうです。

韮崎に居てもなかなか知ることのない、韮崎を舞台とした曲が聴けるのは貴重な機会なので、カナリアを訪れた際にはぜひ聴いてみてほしいなと思います。

昼(13時〜16時半)のカラオケはお茶とお菓子込みで1000円、夜(18時半〜)は1500円の席料にアルコール代が追加となります(価格は税込)

古き良き場所を若い世代へ

パブ喫茶『カナリア』入口の写真

このような昭和レトロな場所は、全国でもどんどん減ってきています。

商店街に今も残る古き良き店舗は、私たちの知らない時代、韮崎のまちが今よりずっと賑わっていた時代に誕生し、このまちと共に歴史を重ねてきました。

カナリアのようにその頃の空気感に今も触れることのできる場所は貴重で、これからも大切にしていきたい場所です。

私たち世代にはあまり馴染みがない『パブ喫茶』ですが、一度行ってみるとこの空間に居心地の良さを感じる人もきっといるはずです。

まずは、お昼にミート焼きそばを食べに行ってみることをおすすめします。

気さくでよく笑う勝子さんがいろいろなお話を聞かせてくれて、すぐに緊張が解けると思います。

にらレバでも、未だ見ぬ韮崎の扉をこれからもどんどん開けていけたらと思いますので、今後の記事もたのしみにしていてくださいね。


パブ喫茶「金糸雀」 の基本情報

  • 所在地  :〒407-0023 山梨県韮崎市中央町9-2
  • 営業時間 :10:00〜23:00(日によって途中休憩あり)※コロナウイルスが落ち着くまで夜は予約のみ
  • 定休日  :水曜日
  • 問い合わせ:0551-22-1319
※ミート焼きそばはテイクアウト可能です。来店1時間前までに予約すると、待たずに受け取りが可能です。