韮崎『フラワーショップクレール』で自分のための花束を贈ろう

お花のいい香りや木々の緑と生活することは日々の癒しになります。

しかし「お世話できる自信がない…」や「そもそも育てる庭がない…」など様々な理由から植物と触れ合う機会が少ない人もいるのではないでしょうか。

わたしもそのうちの一人で、どうしても植物を生活の中に取り入れるのは難しいと考えてしまいます。

しかし、今回ご紹介する『フラワーショップクレール』では、あなたにぴったりの植物を見つけることができます。

今回は、クレールの創業者の娘であり、現在韮崎本店の店長である中澤菜摘さんにインタビューしてきました。

クレールの創業から現在まで

クレールは、山梨に韮崎本店とアマノパークス竜王店の2店舗と、東京の相原と立川の2か所にアトリエを構える会社です。

1999年(平成11年)に山梨県甲府市で創業されたのがクレールの始まりでした。もともと趣味でガーデニングやお花のレッスンをしていた菜摘さんのお母さんが、周りの人からの「花屋を開いて欲しい」という要望を聞いてお店を開くことを決意したそう。

菜摘さんのお母さんは、2005年(平成17年)に、甲府昭和で本店をオープンしました。それ以前は、甲府の飯田にあったホテルの中に花屋として入っていたり、別の場所で小さく営業していたそうです。2008年(平成20年)には、『株式会社クレール』として会社を設立。その後は、東京に冠婚葬祭のための納品のお花をつくることをメインとしたアトリエを創設し、事業規模を拡大してきました。

甲府昭和の本店と韮崎にあったアトリエを、効率化を図るため合併し、2018年(平成30年)の3月に韮崎に本店を移転させてきました。竜王店は、その1年後にスーパーアマノパークスさんのテナントとしてオープンしました。

娘である菜摘さんは2017年からお店を手伝い、現在は韮崎本店の店長としてお店を運営しています。

お客様のニーズに応えられるような豊富なバリエーション展開

店内に並ぶお花の写真

クレールに並ぶお花は、お祝い事や冠婚葬祭のお供えから日常で飾るお花まで幅広く仕入れており、季節によってその都度バリエーションを変えています。

同じお花でも、いくつかの種類や色を用意しています。

さらに、庭を持っている人が多い山梨では、ガーデニングのための苗もの・鉢物の需要が高く、切り花のみならず苗もの・鉢物の種類も充実しています。

鉢に植えられたお花の写真

お客さんのニーズに対して全般的に対応できるように植物を取り揃えているので、「どんなお花がいいかわからない」という方も、お店の人と相談してその時の自分にぴったりの植物を見つけることができます。

お気に入りのうつわを見つけて、彩り豊かな生活に

クレールの一角の小スペースで、お花を活けるためのうつわ(花瓶)を販売しています。これらは、主に東京で開催されているうつわの展示会に足を運び、定期的に仕入れてくるのだそう。

うつわの写真

菜摘さんは、「一人に一つお気に入りのうつわを見つけてほしい。」といいます。

「自分だけのお気に入りのうつわが一つあるとお花を飾るのが楽しくなるんです。お花が枯れてしまったら、うつわがもの寂しくなり、また新しいお花を活けようと思えるから。また、環境の面で考えると、お花を活けるために必要なスポンジであるオアシスは、花が枯れたらゴミになってしまいます。花を飾るたびにオアシスを使うよりは、うつわに花束を飾るというのが、環境保全にもつながるんです。」

うつわは、クレールのオンラインショップでも購入することができます。厳選されたうつわの中から自分だけのお気に入りのうつわを見つけてみてください。お花との生活がきっと楽しいものになります。

プレゼントにはプラスで気持ちを添えよう

店内で購入できる靴下の写真

さらに売っている小物はうつわだけではありません。お花のモチーフが付いた靴下や、メッセージカードなどの雑貨も販売しています。靴下は、これからの寒い時期にぴったりのプレゼントです。

お花をプレゼントするときに、気持ちとしてメッセージカードやちょっとした雑貨を添えることで、より相手に喜んでもらうことができるでしょう。

本場を見たからこそ芽生えたお花に対する想い

創立者の母の影響によって花屋の道に興味を持っていた菜摘さん。お花の勉強をするため、大学卒業後にフランス留学し、お花の専門学校に通っていました。そこで現地の人々の、植物を愛し、植物を生活の一部としていることに感銘を受けたのだそう。

菜摘さんの留学時代の実際の写真
菜摘さんの留学時代の実際の写真

「フランスでは、『花が枯れていく姿も楽しむ』『木や葉にに虫がいても虫も込みで作品の一部』などといった植物と共存する考えの人が多いんです。一方、日本では、プレゼントや冠婚葬祭、行事のときなどの節目にお花が用いられる印象があります。
だからこそ、『人々の日常に植物が溢れている』というのがわたしの理想なんです。」

菜摘さんは、「いずれは店舗やオフィスなどその空間にあったお花や植物を提案できる人になりたい」と将来を語ってくれました。良い空間や良い建築に植物はつきもの。その空間を一層よくするための材料として、欠かせない存在です。

特別な日のためのものではなく、生活の中に植物があるのが当たり前になれば、過ごす空間が明るくなり気分も軽やかになることでしょう。

花束をセレクトしてもらいました!

今まで植物とは疎遠の生活をしていたわたしに、是非この機会にと菜摘さんが花束をつくってプレゼントしてくれました。

花束をつくる菜摘さんの写真

菜摘さん:「好きなお花とかありますか?」

わたし:「お花の知識がほとんどなくて、特に好きな種類とかはないんです。でもオレンジ色のお花は可愛くて好きです!」

菜摘さん「じゃあ秋のお花も使ったオレンジ系の花束にしますね~」

陳列された花のなかから、3種類のお花をセレクトしていただきました。黄色のバラ、ピラカンサという明るいオレンジの秋の実、オレンジ色のスターチスというお花。

黄色のバラを一本中央に置き、色鮮やかなピラカンサと淡い色のスターチスがそのを囲うようにして包んでくれました。

わたし:「花瓶持ってないんですよね…」

菜摘さん:「花瓶がなくてもお水入れられるグラスとかでも大丈夫ですよ。」

わたし:「そうなんですね!グラスなら持ってます。」

菜摘さん:「じゃあ花束はグラスに入れられるよう短めに切りますね。」

話しているうちに、グラスサイズの小さな花束があっという間にできあがりました。自分だけの花束は、特別感があって持っているだけで幸せな気持ちに包まれます。

お世話が苦手だったり、定期的に花を買い替えられないという人は、ドライフラワーにして長期間楽しむのも一つの方法だと教えて頂きました。

お花のことよくわからないという人にも、クレールでは、親身になってその人に合う花束を提案してくれます。気軽に足を運んでみてください。

ワークショップに参加して植物と触れ合う生活を

韮崎店では、2階のお部屋で、月に1、2回のレッスンを行っています。普段は季節のお花を使ったブーケやアレンジメントを作っていて、クリスマスならリースづくり、お正月ならお正月飾りづくりなどといった、季節のイベントに合わせたレッスンもあります。興味がある方はぜひ参加してみてください。
(最新情報はホームページまたは、公式LINE、公式Instagramをチェック)

現在、クレールで行っているイベントの一環として、韮崎市のイルミネーションに飾っていただくフラワーウォールを製作中。韮崎駅前と韮崎市立病院の2か所へ設置される予定です。菜摘さんからコメントを頂きました。

「変わらずコロナ禍にありますが、見た方が明るい気持ちになれるようなものを作りたいと思っています。多くの方に見ていただけたら嬉しいです!」

今回の取材を通して…

今回の取材を通し、植物と暮らすことは豊かで明るい気持ちになれるということを知りました。実際に菜摘さんから花束を頂き、毎日部屋の中で花束を目にすることで幸せな気持ちになれました。

日々の生活の中にお花や緑を取り入れるだけできっと明るく充実した生活になることでしょう。植物に触れる機会が少ない人こそ、クレールでお気に入りのうつわを見つけ、自分のための花束を自分に贈ってみてはいかかでしょうか。

今まで植物とはあまり関わってこなかったという人もこの記事を読んで、ちょっとでも興味を持ったり、花を買ってみたいと思ってくれたら嬉しいです。

是非植物との生活を楽しんでみてください。

『フラワーショップクレール 韮崎本店』の基本情報