にらレバライター、BEEK DESIGN スタッフとして編集・デザイン業に勤しむ。元地域おこし協力隊・青少年育成プラザMiacisスタッフ。1991年生まれ。韮崎高校出身。音楽・サウナ・お寿司が大好き。
韮崎は今ちょうど桜が満開です。韮崎の桜と言えば有名なのは「わに塚のサクラ」ですが、きっとそれ以外にも穴場がたくさんあるはずだと思い、4月4日に編集長・窪田が買ったばかりのカメラを持ってあちこち撮影に行ってきました。
その結果、やはり多くのお花見スポットが韮崎には存在し、身近な場所でも旅行に来たかのようなワクワク感を味わえることが判明!
誰かと一緒に見にいくのももちろん良いと思いますが、1人で自由気ままに巡るのもまた良しです。
様々な桜スポットの様子や花の咲き具合をお伝えするので、これから見にいくという方はぜひ参考にしてみてください。
まずは観光案内所で“お花見MAP”をゲット
駅前の市民交流センターNICORIの一階にある観光案内所で「韮崎の桜スポットを知りたいのですが」と相談をしてみたら、この“お花見MAP”を手渡してくれました。
今回はこのMAPに写真付きで紹介されている6つのスポットを中心に巡ることに。行った順番はバラバラですが、この記事ではわかりやすくMAPに載っている順にご紹介していこうと思います。
私は車で回りましたが、窓口には桜巡りをするためにレンタサイクルを借りに来ている方もいらっしゃいました。(※お得なレンタサイクルについてはこの記事を参考にどうぞ→【画像満載】筋トレ高校生がエブリデイ行きたい韮崎マッスルサイクリング旅!!)
①徳島堰
所在地: 〒407-0051 韮崎市円野町上円井2039−6
ここは学校の帰に通りたい道という感じ。制服姿で自転車を引きながら歩くのがよく似合う道だと思います。
堰沿いに桜が咲く風景はどこのまちでも見られそうだし、撮影スポットとしてプッシュするには地味かもしれませんが、写真のように水路と七里岩と八ヶ岳を一緒に写すことができるので、写真がうまい人が撮ればもっと良い写真が撮れるスポットなのかもしれません。
まだ蕾も多く、夕暮れ前に行ったということもあり他に撮影している方もいなかったので、のんびりと歩くことができました。
②わに塚のサクラ
所在地:〒407-0042 韮崎市神山町北宮地624 付近
言わずと知れた韮崎の観光名所。樹齢330年の桜の木を一目見に、県外からも多くの方が訪れます。
桜と八ヶ岳や富士山などの山々を一緒の画の中に収めることができるので、カメラマンに人気のスポットでもあり、この日も三脚を立てて撮影している方がいっぱいでした。7日まではライトアップもされているので夜にはまた違った姿を見ることができます。
この日は上の方がまだ咲いていなくて、来週がおそらくピークだと周りの方が話していました。
人工的な支えもなく自力で立っているこの木の力強さと歴史を、一度は間近で感じてほしいなと思います。
③幸福の小径
所在地:〒407-0043 韮崎市神山町鍋山武田橋西
ノーベル賞受賞者の大村智先生の通学路だった道。
桜スポットとして紹介されているのに、道沿いにはほとんど桜は見当たらず。。。これから咲くのでしょうか?
とはいえ道沿いに咲く白や黄色の花々はきれいで、南に富士山、北に八ヶ岳、東に茅ヶ岳を臨める最高のビュースポット。近くの山にポツポツと咲いている山桜も可愛いので、時間があったら歩いてみる価値ありです。
④新府城跡
所在地:〒407-0262 山梨県韮崎市中田町中条字城山ほか
長い階段を上がると左手側に桜に囲まれた広場があり、レジャーシートを敷いてお花見が楽しめそうなスポットです。
奥の方には小高くなっているところがあり、そこから眺める八ヶ岳は圧巻。桃の花が辺り一面に咲いたら本当に素晴らしい景色になると思います。
ここで東京から撮影に来たという女性に遭遇。「歩きで回っているので疲れ果てて、わに塚に行くのを諦めようか悩んでいる」とのことだったので、車に乗ってもらってわに塚まで送りながら、色々お話ししました。こんな小さな旅の出会いも嬉しいものです。
⑤穴山さくら公園
所在地:〒407-0263 韮崎市穴山町JR穴山駅横
さくら公園では、満開の桜の木に囲まれた広場で、小学生たちが元気にサッカーをしていました。
お花見をしている家族も何組かいましたが、平日だったからか混み合っているというほどではなく、とっても和やかな雰囲気でした。
ここは14日の「穴山町さくら祭り」の会場となる場所。その頃には桜はだいぶ散ってしまうのではないかと思われますが、地区ごとに気合いを入れて臨む仮装大会は見ていてとても面白く、地域の温かさが感じられるお祭りです。屋台もたくさん出るのでぜひ遊びに行ってみてください。
⑥新府桃源郷
所在地:〒407-0262 山梨県韮崎市中田町中條
桜ではありませんが、韮崎市には有名な桃源郷があります。
桜より若干遅れて咲き始める桃の花は、辺り一面をピンク色に染め、青い山々との素晴らしいコラボレーションを見せてくれます。花はまだ蕾だったので、開花までもう少し時間がかかりそうです。
このエリアを含む韮崎のまちをみんなで歩くイベント「武田の里ウォーク」は毎年大人気。今年は13日に開催される予定です。詳しくはこちら(韮崎市HP)へ。
その他
ここまではMAPの中に写真付きで紹介されていた6つのスポットを巡ってきましたが、その他にも3カ所行くことができたので引き続きその様子をご紹介させていただきます。
私は合わせて9箇所を巡って満足しましたが、頑張れば、(車であれば)MAPに載っている14箇所制覇も夢じゃないと思います。
色々なところに行くのもいいし、スポットは減らして美味しいご飯や温泉を間に挟むのも魅力的ですよね。お好きなプランを組み立てて、ぜひ春の韮崎市をご堪能ください。
⑦常光寺
所在地:〒407-0055 韮崎市清哲町2878
枝垂れ桜で有名な常光寺。桜はまだまだこれからという咲き具合でしたが、今回一番旅気分を味わえてワクワクした場所でした。
初めての訪問。立派な門構えです。
「小さいお地蔵さんがたくさん並んでる」!
「手がいっぱいのやつ、、、!」
「髪の毛が生えてるー!」
いろいろと1人で盛り上がってしまいました。
鯉を見ると観光に来た気分になるのは私だけでしょうか。
濃いピンクの八重桜が青い空に映えてとても可愛かったです。
12、韮崎駅
所在地:〒407-0015 韮崎市若宮一丁目1-1
韮崎市民にもっとも身近なのはこの駅前の桜だと思います。他のスポットより開花が早く既に散り始めていますが、駅の利用者を華やかな気持ちにしてくれる桜です。
13、平和観音
所在地:〒407-0021 山梨県韮崎市富士見ケ丘1丁目1
韮崎市の平和を願ってくれている観音様の前の桜は短く切りそろえられてしまっていて寂しい印象でした。
けれども、アップで撮ればこんな画を撮ることが可能です!
↓
観音様を桜のフレームで包み込むという構図。華やか。縁起がよろしいです。
富士山と韮崎の街並みが一望できるのがこのスポットの大きな魅力。韮崎から見える富士山は大きさも形もバランスがとても良いのです。
おまけ
穏やかな昼下がり、かわいい猫に遭遇。
全体を通して言えることは山がとにかくかっこいいということ。
この景色にもっと誇りを
カメラを持って外に出ると新しい発見がいっぱいあります。韮崎市の桜の魅力は、立派な桜の木自体はもちろんですが、バックに映り込む山や自然とのコラボレーションが見られるというところなのではないかと感じました。
韮崎に住んでいると当たり前になってしまいますが、実は私たちはとっても贅沢な景色に囲まれて生活しているのだなぁと。
みなさんも、地元の景色を改めて眺めてみてください。きっと気がつくことがたくさんあるはずです。