「地元へおかえり!」
本来であればこの言葉を、夏休みで韮崎に帰ってきているみなさんに、直接伝えたいと思っていました。
他県に進学や就職をした若者の多くが、韮崎に帰ってくる夏休みの時期。
みなさんの元気そうな顔を見ながら「友達できた?」なんて話をしたり、「地元は今こんな感じだよ」とまちの変化を伝えたりできることを楽しみにしていました。
しかし、世間には新型コロナウイルスが一気に拡大し、気軽に人と集まることもできない状況になってしまいました。
不安な情勢の中、せっかく地元に帰ってきてくれたみなさんに、何も伝えられないのは寂しい。身近な人からの「おかえり!」の声を届けて、まちの人のあたたかさに触れることで、少しでもホッとしてもらいたい。
そんな風に思い、私たちにできることを考えて、今年の夏はまちなかポスターとWEBを使ったメッセージ企画を実施することとなりました。
まちの人から集めた「おかえり」の声
今回の企画では、韮崎出身の若者のことをいつも温かく見守り応援している地域の大人たち10組にお願いをして、「地元へおかえり」をテーマに、メッセージボードとメッセージレターを作成してもらいました。
メッセージボードを持った写真は一覧にして、8月号の『広報にらさき』の背表紙に掲載させてもらいました。さらに、それをポスターサイズに拡大し、韮崎駅や市役所などにも掲示しています。
メッセージレターは、この記事でのみ読むことができる、まちの大人たちからの想いのこもったメッセージです。もしかしたら、あなたの知っている人も登場しているかも?
ボリュームいっぱいですが、それぞれの個性豊かなメッセージを、ぜひ最後までお楽しみください。
\10組からのメッセージを一挙公開!/
- 韮崎市市長 内藤久夫
「We need you!」 - 建築士事務所 IROHA CRAFT 千葉健司
「アメリカヤで待ってるよ!」 - みんなのお母さん世代代表(韮崎市移住・定住相談員) 花輪若菜
「何食べたい?」 - 野菜パンの店 ド・ドゥ 野田敬一
「おかえり 美味しいもの食べた?」 - 青少年育成プラザMiacis 西田遙
「Miacisに顔出して!」 - ラーメン酒場 藤桜 藤巻大仁
「夜は皆平等」 - みんなの同世代代表(大学生) 藤島秀太、長田拓真、望月悠斗
「実家で寝てても暇ずら 何かやろうぜ!」 - にらレバ編集長 窪田いくみ
「夏の農道って最高だよね!!」 - 高校生 さくら&あすか
「先輩!ご飯連れてって♡」 - 韮崎市イメージキャラクター ニーラ
「次はいつかえってくる?」
韮崎市市長 内藤久夫
韮崎市では、若い人のチャレンジを、まちのみんなで温かく見守っていきます。
最近はまちで新しいことを始める若者も増えてきて、頼もしく感じています。そこに至るまでには、いろんな議論や葛藤、失敗などもあると思いますが、少しずついい積み重ねが出来てきているように感じます。
このまちにはまだまだポテンシャルがあるので、外でたくさんのことを吸収しているみなさんが、韮崎へ帰ってきて、それを発揮できる場になったらいいと思います。
大村先生も仰っている通り、失敗から成功が導かれるのだから、何でもやってみればいい。
若いうちは後からいくらでも取り返せるんです。いろんなことに挑戦してみることが大切です。
「we need you!」
韮崎市はみなさんの力を必要としています。
建築士事務所 IROHA CRAFT 千葉健司
アメリカヤビルの15年振りの復活から2年が経ちました。
商店街にはカフェや居酒屋、古着屋やゲストハウスなど、新たにチャレンジしたい若者たちが県内外からたくさん集まり盛り上がってきています。
地元だからこそ精一杯サポートしてくれる先輩後輩がたくさんいます。韮崎市にはチャレンジする若者たちを見守って育ててくれる包容力があります。
自分たちの誇れるまち、未来の希望に満ちたまちを自分たちの手で一緒につくっていきましょう。
何かにチャレンジしたい若者たち、アメリカヤで待ってるよ!
みんなのお母さん世代代表(韮崎市移住・定住相談員) 花輪若菜
帰省する電車内、駅に近付いてくると見慣れた風景にホッとする事ありませんか?
交差点を渡る時、レジで並んでいる時、何気ない場面で、都会には無い人の温かみを感じたりしませんか?
帰って来ると何か懐かしい空気や風景を感じたくて、駅から家まで歩いてみたり、
何もしなくても温かいご飯が出てくる事が幸せなんだと気付いたり。
当たり前に感じていた事が当たり前じゃない事に、離れて実感する。
親は、子供が離れて暮らしていても元気でいてくれればそれだけで良いと思ってるけど、待っていてくれる人がいて、いつでも温かく迎えてくれる場所がここにはあるよ。
おかえり!
野菜パンの店 ド・ドゥ 野田敬一
おかえり!よく帰ってきたなぁ!
どうだ、韮崎で食べるご飯はうまいだろ。
君が小さな小さな子どもだった時から、ずーっと食べてきた米や野菜だからね。そりゃうまいよな。
君が県外に出で一生懸命がんばっている間、僕たちも毎日コツコツとうまいモノをつくっている。なかなか悪くない人生だ。
韮崎は、ずっと変わらず、自然を大事にしているぞ。空気はうまいし、水もキレイだからな。久しぶりにエネルギーをチャージしたら、また明日からがんばれよ!応援してるぞ!
青少年育成プラザMiacis 西田遙
「あなたは何に進化する?」のテーマを掲げ、スタートしたミアキスも早4年。キッチンができたり、掲示物が増えたり、レイアウトがガラッと変わったり、空間自体も年々進化しています。
そしてそこで働くスタッフも、新たに起業をしたり、フリーランスになったり、別の拠点をつくったりと進化の真っ最中です。できることが少しずつ増えてきて描ける未来も膨らんできました。
みなさんは進化してますか?何か一緒に活動出来たら嬉しいなと常に思っています。
帰ってきたときは気軽にミアキスに遊びにきてくださいね~。近況報告し合いましょう。
ラーメン酒場 藤桜 藤巻大仁
夏が来たぞー
都会にない何かが見つかる街韮崎は、駅前から変革を遂げています。
ネガティブな要素が多い昨今ですが、そんなモノ気にしないで原点に帰れる場所を自分は提供したいと考えています。
自社はお陰様で7年目を迎えましたが、韮崎の先輩後輩の応援がなければ存続することはできませんでした。若者の新しい芽を見守り、水を貰えるこの街に帰れた事を嬉しく、誇りに思います。
18の時の韮崎と、帰ってきた時の韮崎は景色も視点も違う発想を与えてくれます。
仲間が帰ってきた時に、藤桜は最高の夜を提供致します。
お帰りなさい。髪の毛大事に。
みんなの同世代代表(大学生) 藤島秀太、長田拓真、望月悠斗
久しぶり!
みんな元気にやってる??
韮崎はみんなが知らない内にどんどん面白い場所になってるよ!
オシャレなカフェで友達と話したり、アメリカヤの屋上でインスタ映えの写真撮って、夜はアメリカヤ横丁で飲んだり。都内じゃなくても、韮崎で楽しめちゃうかもよ!
最近は俺たちアメリカヤの2階でお店づくりもしてるんだ。DIYできる工房もあるし、韮崎に帰って来たらアメリカヤに遊び来てね!そしたらなんか面白いことやろうぜ。
にらレバ編集長 窪田いくみ
みなさんは、地元にお気に入りの景色ってありますか?
私は韮崎文化ホールの横の長い一本道で、「夏」を感じるのが大好きです。
田んぼのみどりは青空に向かってグングンと伸びていて、南には富士山・北には八ヶ岳が堂々と姿を見せている。車の窓を開けると、夏の匂いと虫たちの声が、一斉に五感に飛び込んでくる。こんな環境は他には無くて、通るたびに「やっぱり韮崎っていいところだな」と実感するのです。
自然環境以外にも、韮崎の魅力はたくさんあります。親しみやすいまちの人、美味しいご飯屋さん、暮らしやすい環境、、、韮崎のまちのことは「にらレバ」の記事でたくさん紹介しているので、ぜひ過去の記事も読んでみてください。
この夏はみなさんもぜひ、韮崎でお気に入りのスポットを見つけてみてください!
高校生 さくら&あすか
中学生だった私たちも高校生になり、進路とか恋愛とか悩みは尽きません。ご飯でも食べながら話聞いてもらえたら嬉しいです!(もちろん先輩のおごりで。笑)
韮崎市イメージキャラクター ニーラ
韮崎のまちへ、おかえりなさい!いつもみんなの幸せを祈っているよ★
若者の味方の大人が多いまち
今回ここにコメントをいただいたのは、韮崎のまちに住む人のほんの一部の方々です。
他にもまだまだ、想いを持った大人はたくさんいると思います。
韮崎のまちには、若者を応援する気持ちが強い人が多くいます。これまで私たちもさまざまな取り組みをしてきましたが、まちの人たちはいつも協力的で、毎回応援の言葉をかけてくれます。
県外に出ている大学生のみなさんは、まちの人と接点を持つ機会は少ないと思いますが、この記事を読んで、「地元の大人たちは僕たちをこんな風に見てくれているんだな」「自分が住んでいたまちにはこんな大人たちがいるんだな」と地元を知る一つのきっかけにしてくれたら嬉しいです。
そしてこれからもたまには韮崎に帰ってきて、元気な姿を見せてください。
韮崎出身のみなさん、「地元へおかえり!」
このまちで過ごす夏が、素敵なものになりますように。