2016年に開館し8年目を迎えた青少年育成プラザMiacis。
年間約1800名の中高生が利用しており、卒業生はこれまでに延べ500名を超えた。
そんなミアキスの卒業生たちが一同に集う「Miacis同窓会」イベントが2024年2月25日に韮崎で開催された。
「あなたは何に進化する？」という問いを掲げていたミアキス。
大学生や社会人になった卒業生達は果たして「何に進化した？」のだろうか。
ミアキスの壁面に掲げられていた問い
同じくミアキスの卒業生でもあり、この春からミアキスで働く立場へと進化した、筆者がイベントに参加してきたので、その様子をお届けします。
写真右端が高校生時代の筆者。当時一緒に活動していた同世代や先輩後輩達が一同に会することに期待が高まります…！
なぜ今、同窓会が企画されたのか。企画者にインタビュー！
企画者であるミアキスを運営している片上さん
ーーーまず、今回同窓会が企画されることになったきっかけは？
単純に卒業生のみんなと会いたい！という想いがひとつ。あとはミアキスで関わっていた中高生が進学や就職でそれぞれの場に散らばってしまうと、なかなか彼らが韮崎に帰ってくる「キッカケの場」がありませんでした。なので今回、彼らが青年から大人になったタイミングで韮崎にもう一度関わってもらうきっかけを提供しようと思い企画しました。
ーーー参加する卒業生たちにはどんな期待をしていますか？
きっとみんなそれぞれの進化を遂げていると思います。そんな卒業生同士が交流をしたりすることで刺激を受けたり新たな関係性が育まれたりしたら嬉しいです。と同時に韮崎市が消滅可能性都市に認定されており、今後の人口減少が目に見えていることを知ってほしい。地元や母校が無くなってしまうかもしれないことに気づいてほしいという考えもあります。
韮崎市にとって卒業生は最も強力な関係人口であり、この同窓会をきっかけにこれからの韮崎市に新たな風を吹かせる何かが生まれることも少し期待したいですね。
イベント概要
- 日程
令和６年２月２５日（日） - 時間
10：00～15：00 - 会場
青少年育成プラザMiacis・アメリカヤ５階 - タイムスケジュール
◉ 9:30～10:00 受付（名札づくり）
◉10:00～10:30 交流（自己紹介）
◉11:00～12:00 スペシャルゲストセッション
◉12:00~12:20 写真撮影
◉12:30~14:50 立食パーティー（韮崎クイズ）
◉14:50～15:00 クロージング
同窓会の様子をダイジェストで紹介！
受付には創業時からずっとミアキスで働いている代表の「にっしー」が！
同じく創業時からのスタッフ「まぶさん」みんな卒業生の子どもを抱っこしていて嬉しそう…！
受付ではお揃いの同窓会Tシャツが配られていました。スタッフわかばさんのイラストが可愛いです
久しぶりの卒業生同士が交流をしているシーンがあちらこちらに
元大学生インターン生の「がっきー」も新潟から駆けつけてくれました
実はこの春、卒業を迎える現役の高校3年生の姿も
総勢27名。まずは顔合わせということで、近況報告を交えながらの自己紹介タイム
立食パーティーの会場に移動をすると…スペシャルゲストでなんと韮崎市長が登場！
そしてさらに元スタッフの「おりょうさん」も登場！
そもそもなぜミアキスを創ったのか、いまの韮崎の現状、これからの韮崎の方向性などなど市長から説明がありました
卒業生たちの声がリアルタイムでスクリーンに投影されていきます
いま若者たちは何を考えているのか。どんなことを求めているのかストレートな市長からの問いに多くの回答が集まります
熱心にメモを取る市長の姿が印象的でした
市長からは、「ミアキスの卒業生がこれだけ集まってくれてとても嬉しい。韮崎市には若い声や力が必要なので、もっとみなさんの意見を聞かせてほしい。韮崎で是非色々なことに挑戦してほしい。」と熱いメッセージがありました
お待ちかねの立食パーティー！作ってくれたのは野菜パンドドウのみなさん！なんと市長の誕生日当日ということでサプライズでお祝いも。
色とりどりな料理が並びます
野菜パンで作ったミニバーガー！美味しそう…！
プチケーキのお祝いタワー！すごすぎる…！
どれを取るか迷いながらみんな素敵な料理を堪能していました
市長と直接話したり
卒業生同士が交流を深めたりしている姿が印象的でした
途中でチームに分かれ、韮崎クイズ大会も！
スタッフ「ケンジ」力作のクイズを通していまの韮崎やミアキスについて知ることもできました
優勝したチームには韮崎のペイコーヒーで使えるチケットのプレゼントが！
笑顔と会話の絶えない良い時間となりました！
韮崎で〇〇をやりたい！
ダイジェストはいかがだったでしょうか？同窓会は毎年開催（次回は10月の予定だそうです！）されるということなので、ぜひ今回参加が出来なかった卒業生はこの記事を読んで、「次回は参加したい！」と思ってもらえたら嬉しいです！
今回参加した卒業生は18歳～25歳の27名。
3児の母になっていたり、大手企業や地元市役所で活躍していたり、大学でまちづくりを学んでいたり、進路を変えて建築の勉強をしていたり、自分のお店を出す準備をしていたり…
さまざまな進化の姿を見ることができました。
そんな卒業生の姿を見て、同じく卒業生で韮崎の未来を作る一人として、また、ミアキスの職員として、今、ミアキスを利用する中高生の進む未来にとっても、韮崎がいつでも帰ってこられる場所であるようにしたいと思いました。次世代がわくわくするようなまちにしていきたいです。
また、私が交流をする中で参加者が口々に「ミアキスがあって良かった！」「ここでの出会いが革命的だった」とミアキスでの経験を良く思っていたり、「母になった今、韮崎で子育てについて同世代に向けて発信したい！」「東京で働きながら、その経験を生かして韮崎に新しい風を起こすようなことをしたい！」などこれから韮崎でやりたいことを語っている姿が印象的でした。
卒業生が作る韮崎の未来
最後に、同窓会を企画した片上さんはこう話していました。
卒業生との関わりは今回限りのイベントとして終わるのではなく、今後も続けていくことに意味があると考えています。卒業生にとって、まずは同窓会が韮崎のことを考えるきっかけになり、これからも韮崎と関わり続けることで、韮崎のことが自分事になってほしいです。韮崎は、卒業生それぞれが持つ個性を生かせる場です。ミアキス卒業生という言葉を共通言語に何かできるのでは？という気持ちをこれからも醸成していけたらと思います。
