【参加者募集!】『ニラサキオープンファクトリー2019』7月26日27日開催決定in韮崎!合言葉は「ぼくらのまちは、想像以上。」


私(編集長:窪田)が3年前に韮崎のまちに引っ越してきてから、「韮崎には仕事がないからね」「移住やUターンに必要なのは仕事だよね」という声を何度も耳にしてきました。

「本当にそうなのかな?」とか「なんとかせねば・・・」と思いつつ3年の時が経ち、地域おこし協力隊を卒業して、4月には編集やデザインの分野でフリーランスとして独立してしまいました。

するとなんと、独立を迎えてすぐ、おもしろそうな取り組みに声をかけていただいたのです。

その名も『ニラサキオープンファクトリー』。

今回の記事では、私が実行委員の一員として関わらせてもらっていて、今イチオシのこの取り組みについて、みなさんにご紹介させていただきたいと思います。

ニラサキオープンファクトリーって?


『ニラサキオープンファクトリー』は7月26日(金)〜27日(土)に渡って開催される、韮崎のまちの中にある工場に一般の人が潜入することのできる特別な二日間です。

会社の方が社内を案内してくれるので、会社のことや設備・製品のことなどを詳しく知ることができます。企業によっては「ロボット操縦」「ワイヤーキーホルダーづくり」など様々なものづくりにまつわる体験を用意してくれているところもあるので、大人も子どももみんなで楽しめるイベントとなっています。

言うなれば、誰でも参加することのできる、”韮崎の社会科見学の日”。

普段はなかなか入ることのできない工場に、この機会に潜入して新しい世界を覗いてみませんか?

なぜ韮崎でオープンファクトリー?

今回『ニラサキオープンファクトリー』の開催を発案した、韮崎市商工会の岩下会長はこう語ります。

岩下さん

韮崎は、県内でも有数の「ものづくりのまち」ですが、地域住民の方々はそれぞれの企業がどのような会社か、何をつくっているのかほとんど知りません。

「ものづくり企業」で働く方々と地域住民とのつながりは大変希薄で、今後はますます担い手の確保も困難になると予想されます。

地域の「ものづくり企業」が一致団結して一斉に工場見学を行うことで、地域の方々にこのまちのものづくりの魅力を理解していただくことができたらと思います。

岩下さんが言うように、韮崎では多くの「ものづくり」が行われています。

このまちでつくられているものが、全国で、世界で、たくさん使われているのです。最先端の技術が飛行機や宇宙機器の開発に役立てられていたり、身近なところではスマホに使われていたりします。

もちろん工業製品の他にも、食品関係や建設関係、一点ものの楽器まで、さまざまな製品がこのまちでつくられています。

驚くべきは法人市民税収の割合の高さ!

全税収における法人市民税収の割合

▶︎山梨県の各市町村の平均:9.8%
▶︎韮崎市:32.5%

参考:総務省 平成29年度 市町村税徴収実績調、韮崎市より情報提供(平成30年度のデータ)

法人税収が高いという噂は聞いていましたが、まさかここまで多いとは私も思いませんでした。
このデータから韮崎には本当にがんばっている企業が多いのだということがわかります。

しかしこれまで、韮崎のものづくりが地域で注目されることは少なく、子どもたちはこのまちにどのような企業があるかもよくわからないまま、多くは県外や市外に出て行ってしまっていました。

どこも人材不足や後継者不足で悩んでいるという声をよく聞く今、まず大切なのは”知ってもらうこと”なのではないかなと思います。

そこで、今回の『ニラサキオープンファクトリー』の合言葉をこう設定させていただきました。

「ぼくらのまちは、想像以上。」

参加者のみなさまに、そう感じていただける2日間にしたいと思っています。

初回から参加企業がたくさん!

うれしいことに初回となる今年度から、22社という多くの企業が参加表明をしてくださいました。

加えて、山梨大学(シーズ)と韮崎高校(科学部)もこの日のために特別な企画を用意してくださる予定です。 

リストを見ているだけでも「こんなに色々な会社があるんだ」と感じていただけるかと思います。

2日間で回れる数には限りがあると思いますので、見学・体験のスケジュールを確認しながら、どこをどのような順番で回ろうかと、今のうちから作戦を練ってみてください。

2つのツアーも開催!

26日(金)には、2つのツアーもご用意させていただきました。

①『自動化のすすむ工場の今を見学するツアー』

いま製造現場の風景が世界的に変わりつつあります。人手不足が課題になる中、各工場では機械化や自動化が進んでいるのです。大規模工場だけでなく、小ロット多品種の製造現場も、自動化ロボットたちが活躍しています。韮崎でも、最先端の自動化の取り組みが始まっています。

今回は基板への部品取り付けを自動化している「昭和産業株式会社」と、厳しい作業環境の中、自動化ロボットを使って溶接作業を行っている「花岡産業株式会社」の実際の現場を見ることができるツアーを実施します。

②『世界に向けて「Made in Nirasakiの半導体製造装置」を生み出す工場見学ツアー』

世界に誇る製品が韮崎からも生み出されています。東京エレクトロングループの東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ株式会社の藤井事業所を中心に、韮崎市内には、各種部品を供給する製造の協力会社が多くあります。

今回はそんな中でも、ワイヤーハーネスを供給する「株式会社ササキ」と、半導体のもとになるウェハー加工の重要な部品であるチャンバー製造を手掛ける「株式会社信和」のどちらかと、「東京エレクトロンの藤井事業所」の工場をセットで見学できるツアーを実施します。

どちらのツアーも事前予約制となっておりますので、興味のある方はお早めにご応募ください。

想いを持った大人たちの集まり、『オープンファクトリー実行委員会』

企業向け説明会の様子。前に並んでいるのが実行委員、話をしているのが韮崎市商工会の岩下会長です。

この『ニラサキオープンファクトリー』は、韮崎市商工会の声かけの元スタートしました。

『オープンファクトリー実行委員会』が設立され、韮崎のまちでものづくりをしているメンバーがそこに集い、現在は10名で週に一回集まって企画や実務を進めています。

「韮崎は県内でも”有数の”ものづくりのまちって書いてあるけど、”屈指の”に変えてもいいのでは?笑」という意見が出るくらい、実行委員のメンバーはこのまちのものづくりに誇りや信頼を感じていて、それを伝えていきたいという熱い想いを持っています。

初年度なのでわからないことばかりで大変ですが、来年度以降も続いていく取り組みにして工場と地域の関係性を徐々に縮めていけたらと思っているので、まずは第一回目を成功させるべく、全力を注いでがんばっています。

予約受付開始は7月10日から!

事前予約が必要な企業への申し込み・ツアーへの申し込みは、7月10日(水)からHP上の応募フォームまたはFAXにて受付を開始いたします。

HPは現在製作中ですので、完成し次第SNSでお伝えさせていただきます。
(こちらにもURLを貼らせていただきます)

Facebookページではすでに参加企業の詳しい情報もご紹介させていただいておりますので、ぜひページにいいねをして最新の情報が届くようにしておいてください。

ニラサキオープンファクトリーFacebookページ

にらさき夜市同時開催!

2日目の27日(土)の夜には、アメリカヤスクエアにて第二回目となる「にらさき夜市(前回の様子)」が開催されます!

日中は市内の工場を回ってこのまちのものづくりに触れて、夜はみんなで乾杯。
そんなたのしい夏の思い出を韮崎のまちでつくりませんか?
(どちらのイベントも、市内の方に限らずどなたでもご参加いただけます。)

オープンファクトリーも夜市も今年度始まったばかりの新しいイベントですが、このイベントで生まれる新たな出会いや交流の様子が、徐々に韮崎の日常の風景となっていけばいいなと思います。

次々と新しい取り組みが始まっていくこのまちのエネルギーをぜひご体感ください。

皆さまのご参加、心よりお待ちしております。