ライター。2019年6月加入。韮崎で働く人や会社を紹介するコーナー『ニラサキのシゴト』を主に担当。地元ではない韮崎に移り住んできた立場だからこそ見える『移住者視点』を率直に伝えることを大切にしている。1990年生まれ。妻と2歳児の息子を持つ。とても親ばか。
「ニラサキのシゴト」がスタート!
以前の記事で告知していたとおり、新コーナー「ニラサキのシゴト」が今回からスタート。にらレバのライターであるおしょうが、韮崎で活躍する企業や働く人を紹介していきます!
いま、ほかの地方自治体と同じように、韮崎市からの人口減少が問題視されています。韮崎市が作成している『韮崎市人口ビジョン』によると、韮崎で育った若者のおよそ7割が進学や就職のために市外に出ることを希望しているようです。
一方、続きを読んでみると、市外に出たうち約6割が「将来韮崎に戻りたい」と考えているとも書かれています。
にらレバが「ニラサキのシゴト」をコーナーとして始めたのには、韮崎に戻って暮らしたいという人の「職への不安」を解消したいという思いがあります。
地元で暮らす同世代の若者たちがどうやって働いているか、休みの日はどう過ごしているかを知ることで、韮崎で働くこと、地元に戻って暮らすことが現実的で魅力的な選択肢になればと思います。
第一弾となる今回は、「ニラサキのシゴト」を始める導入として、どんな仕事が多いか、どれくらい収入があるのかなど、韮崎市全体の様子を伝えていきます。移住してきたばかりで右も左も分からないライターのおしょうが、手探りながら、韮崎の方々にお話を聞いてきました!
韮崎の仕事事情について韮崎の人に聞いてみました
韮崎にはどんな会社が多いの?
まずは韮崎市役所に行って、市内の仕事について詳しい産業観光課 商工労政担当の方に質問してみました。
求人はある?
次は、ハローワークでお話を聞いてきました。
また、お仕事を探している方の人数に対してお仕事の数がどれくらいあるかを表した数を『有効求人倍率』というんですけど、韮崎市の求人倍率は1.41あります。ですから、あくまで単純計算ですが、お仕事を探されている方1人対して1.41の仕事があることになります。
収入はどれくらい?
市役所とハローワークでお話を伺い、市外や国外でも広く活躍している強い企業が韮崎にあること、働ける仕事の数もあることが分かりました。最後に、暮らしていけるだけの収入が得られるかどうかについて調べていきたいと思います。
韮崎市役所でもハローワークでも、韮崎市単体の平均所得額は公開していないとのことだったので、収入については厚生労働省が調査・公開しているデータを参照しながら調べてみます。
厚生労働省の発表によると、平成30年の山梨県の平均所得は28万1100円(22位)で、全国の平均所得は30万6200円。
全国平均より低いとはいえ、全国平均よりも高いのは東京、神奈川、愛知、大阪の4都府県だけ。山梨は全国で22番目なので、大体、真ん中よりちょっと上くらいだと言えそうです。
給料から引かれる税金などは地域によって差があるので、収入だけで説明してしまうのは乱暴かもしれないけれど、少なくとも「地方は稼げない」と言われているイメージとは違って、暮らしていくのに困りはしなさそう。
さらに、今回調べている中で、地元に戻ってきた人や市外から転入してきた方がお金を受け取れる制度がいくつかあることも知りました。(若者定住就職奨励金は10万円支給、ふるさとワークサポートは毎月の家賃のうち最大2万円が助成される制度)
そのような制度を上手に活用すれば、都市部で多く稼ぐよりもゆとりを持って働きやすいかもしれません。
8月からはいよいよ個別の企業に取材!
今回、韮崎の企業や働き方についてゼロから調べていく中で、漠然と持っていたイメージとは違う実際の様子が少しだけ見えてきたように感じます。同時に、「地方には仕事がない」「稼げない」という先入観を僕自身も少なからず持っていたなと、ハッと気が付かされる部分もありました。
まずは、自分自身の目で本当の様子を知る。次にみなさんに知ってもらう。その上で「ニラサキのシゴトに就いてみレバ?」と心から提案できる、正直なライターでありたいと思います。(にらレバの『レバ』にはそんな提案の意味が込められています!)
いよいよ、来月8/19からは企業の取材がスタート!それぞれの企業の内側とそこで実際に働く人々の様子を伝えていきます。(現在、取材も続々進めております!取材させてくれる企業様は「ニラサキのシゴトスタート!」から大募集中です!)
韮崎で働く様子や暮らしの姿を知り、身近に感じてもらえるようなコーナーに育てていきたいと思います。