はじめまして!!!『にらレバ編集部』です。

にらレバ編集部メンバー

はじめまして!『にらレバ編集部』です。

こんにちは!にらレバ編集部です。
2018年4月から、この4人でメディアづくりを進めてきました。

東京から母校のある韮崎に移り住んできた窪田
韮崎出身でずっと山梨に住み続けている西田
韮崎出身で東京との2拠点生活をしている功力
今回のプロジェクトで初めて韮崎に訪れた岡田
韮崎との関わり方は4者4様なメンバーです。

今回β版のOpenにあたり、それぞれが韮崎に感じていることや、
メディアをやる理由などについての対談をしてみました。
盛り上がりすぎて話が行ったり来たりしている部分もありますが
私たち編集部の想いをお伝えさせてください。

尚、編集長窪田の想いはこちらで掲載させていただいております。

私たちが感じている『韮崎市の魅力』

普通にいい、普通でいい

いくみ
韮崎はどこの地方でも問題になっているように人口減少が課題ではあるけど、韮崎に住んでる人はそれなりにこのまちに誇りを持ってるんじゃないかと思うんですよね、歴史とか有名人とか。

西田
それ大事だよね。無理やりいいところを探さないといけないとかだと辛いけど。

いくみ
韮崎の場合はこれだけいいところがあるから発信してかないともったいない。飾る必要は全然ないと思うんですよね。

西田
ブームが来てすごい話題になるとかじゃなくて、単純にいいっていう。

いくみ
そうそう。韮崎イケてる!オシャレ!とかにもっていきたいわけではないんですよね。無理やり美化したいんじゃなくて。ただわかってほしい、この暮らしやすさ。みたいな感じ(笑)

岡田
まだ数回しか来てないけど、韮崎はどっちつかずの感じなのかなって思うんだよね。アメリカヤみたいなのがある一方でメイン商店街はシャッター街。でも人がいないのかといえばそうでもなさそうで、もう死んでるなというまちでもない。雑誌掲載されるような成功をおさめているわけじゃないんだけど、そっちの方向に向かって進まなくても、いい未来を描けそうっていうのが韮崎のよさじゃないかな。

西田
普通にいいっていいね。普通にいい、普通でいい。

いくみ
あれ、なんかキャッチコピーが生まれた(笑)

岡田
富士山がめっちゃ綺麗なのもいいよね〜。

いくみ
富士山かっこいいですよね。もっと間近で見れる市もあるんですけど、韮崎から見る富士山のバランスの良さがいいっていう人も結構いるんですよ。

岡田
死ぬまでに絶対見たいとか、日本で一番の絶景とかじゃない。普通にいい富士山が見えるみたいな感じ。「朝起きて散歩して振り返った富士山がこれ」みたいな。(笑)

いくみ
その生活に馴染んでる感じがいいですね(笑)本当にそんな感じです。

西田
文化ホールのところの5キロのまっすぐな農道もみんな好きって言うよね。全国で話題になるほどの景色じゃないんだけど、みんな実はそこで感動していて、わざわざ遠回りしてそっち通ってますみたいなの、韮崎あるあるだと思う。

岡田
恵まれてるなぁ。韮崎は他の地域でやれないことをやれる気がするんだよね。毎週イベントやマルシェで人を呼ぶ必要はなくて。普通にいいってことを伝えていけばいい。

功力
いくみちゃんたちみたいに韮崎に住んでる若者世代が面白がってるのがナチュラルでいいよね。メッセージが強すぎると引いてしまうんだけど、あくまで楽しんでてポジティブな感じを伝えていきたいなぁ。面白がってるっていうゆるさが良くて、そこについていく人が出てくる流れが理想だね。

韮崎の人は後輩想い?

いくみ
このメディアの面白いところは韮崎出身の若者に向けて韮崎の先輩が提案するっていうところですよね。超ローカルだからこそ、親身になれるというか。

西田
そうだね。他のローカルメディアだと移住者向けとか観光者向けが多いけど、にらレバが挑戦しようとしているのは、若者に地元の情報を届けることなんだよね。進学、就職、転職、結婚、子育てとか、ライフステージごとに暮らす場所を考えるだろうから、そういうときに地元の存在って大きいと思うんだよね。

いくみ
応援していることも伝えたいし、地元の情報も知って欲しいよね。韮崎に戻ってくる若者が増えたら仲間が増える感じがして単純に嬉しいし。

西田
これからの世代はミアキスで一回関係が持ててるっていうのもいいよね。中高生も卒業生も、さっそくにらレバのインスタフォローしてくれてたし。自分たちが始める意味があると思う。

いくみ
届けたい相手の顔がイメージできるって大事だよね。高校を卒業してからも途切れずに関わり続けていられたらいいよね。

功力
俺、首都圏韮崎会っていう都内在住の韮崎出身者の集まりに入ったんだけど、韮崎出身の60〜70代の人の「韮崎のためになにかしたいエネルギー」をすごい感じるんだよね。平成の大合併で合併してないからこそ、自分の故郷が消えた感がなくて大切に想い続けられるのかなって思って。そういう人たちって韮崎のことを知りたがっているし、つないだら面白いだろうなって可能性を感じているんだよね。

いくみ
しっかりと情報が届けば応援してくれそうですね。

西田
出身者向けが描けるまちって限られているのかもしれないね。韮崎はそれができそう。

いくみ
会ったことはなくても「後輩のため」って感じがしますね。

功力
何か始めるときに地元出身ってやっぱり安心だよね。馴染みのあるところだったらイメージも湧くし、応援してもらえるし、実家もあって友達もいるから最後のセーフティネットがあるっていう安心感がある。これからポツポツ何か始める人が出てきたら面白いし、俺らでも応援していきたいな。

受け継がれる風景の記憶

岡田
駅降りたときの景色が韮崎に帰ってきたーって感じしない?

西田
しますね。駅が少し高いところにあるから景色を見渡せていいですよね。

岡田
実は水平線と山の稜線だけが世代を超えて記憶が受け継がれる対象なんですよ。まちがどんなに変わってもそれは変わるものじゃないから、古代人が見てたものと同じものを自分たちが見ているんですよね。だから韮崎は超恵まれていると思う。普通はビル周りが再開発されると全然見たことない景色になっちゃうけど、韮崎の人は世代が変わっても「ああ帰ってきた」って感覚が共通するんじゃないかな。

西田
DNAレベルであるかもしれないですね。

岡田
あの景色があるだけでめっちゃ可能性あるんじゃないかって感じるんだよね。それがあるから、帰ってくればって言いやすい気がする。

功力
首都圏韮崎会でも「あの山の眺めは最高だ」とか景色の話をしてる人が多いんだよね。そういうお気に入りの原風景をみんなが持ってるのかもれないね。

岡田
人口3万人の規模だと、景色の記憶の共有がしやすそうだよね。世代を超えた共通の感覚があるって強いなぁ。。

とにかく、ポテンシャルがすごい!

岡田
僕は東京と宮崎の2拠点生活だから、この韮崎の都内との近さには圧倒的なポテンシャルを感じるんですよね。朝来て夜のうちに帰れるなんてすごい。九州とかだと「移動費高いんだから何泊かしなきゃもったいない」とか考えて気張るじゃないですか(笑)

いくみ
韮崎は特急も止まるから実は便利ですよね。お店も駅の近くにいろいろあるし、何かあれば東京にもすぐ行けるからあんまり不便なことはないというか。

岡田
週末韮崎で楽しく過ごすために平日は東京で働いてるみたいな人がいてもおかしくないと思う。九州だとUターンを推進するしかないけど、この距離だと毎週末帰ってくるみたいな関わり方も全然ありだよね。東京でつくったお金を韮崎で使うという消費モデルをつくれるんじゃないかなぁ。

功力
俺も2拠点だしね。にらレバの姿勢も必ずしもUターンしてねじゃなくていいよね。

西田
週末シェアハウスつくろうかな。。。実家にくつろぎに帰るだけじゃなくて、地元でいい時間を過ごせる場所があるから週末はこっちに帰ってくるみたいな。

岡田
週末はコンクリートジャングルから抜け出してこの景色のところに来て、子どもを安心して預けられる場所とかいい感じの本屋とか映画館とかがあって普通に楽しく過ごせたら、全然くる人いるだろうなぁ。いまこそ仕掛けどきだと思う。

西田
旅とまでいかない「滞在する場所」ほしいですよね。行きつけの滞在場所があって、ただそこで普通に過ごすみたいな。

岡田
都内だとコワーキングスペース週末利用だけで一万円とかいくじゃないですか。往復8千円でこの環境が手に入るなら全然ありだと思うな。

西田
功力さんが韮崎来るときに相乗りの仕組みとかやったらどうですか?交通費割れば安く済むし、相談とか話もできるし需要ありそう。

功力
それいいねー。出身者限定共用車ほしいな。都内の韮崎出身者で庭に車置いてもいいよみたいな人いないかな(笑)その代わりに韮崎の桃を買ってきてくれみたいなお願いに答えたりしてさ。

ずっとやってみたいと思ってたのが、金曜夜8時新宿集合で乗り合わせて韮崎に来て、23時にはゲストハウスにチェックインするっていうの。そしたら土日をこっちでまるまる使えるよね。

岡田
確かに夜のうちにこっち来れたらいいね。仕事終わりに来れるってすげー!

功力
金曜日東京で飲み明かすなら韮崎まで来ちゃってこっちで飲んでもいいよね。向こうで朝帰りすると最悪な気分になるけど、こっちで朝を迎えて綺麗な景色と美味しい空気吸えば心穏やかでいられそう。(笑)

岡田
拡張首都ですね韮崎は。ゲストハウスつくるのすげーありだなぁ。メディアから派生してすぐにでもいろいろできそう。

功力
こういう妄想をにらレバにのせてくのもいいね、何人か集まればすぐできるよ。興味ある人が意思表示できる仕組みほしいね、コメント書いても公開されないやつ。興味ある人が5人現れたら、一回集まってみようみたいな。

岡田
あー妄想が止まらない!!(笑)

いくみ
岡ちゃんポテンシャル感じまくり、、(笑)住んでる人にとっては当たり前になっているけど、外の人から見れば魅力的なことってあるんだろうな。

地元とつながり続ける方法がなかった・・・

功力
俺、東京に住んでて地元に戻りたい一回目のピークが25歳くらいのときだったんだよね。でもうまく接触できなかったというか。きっかけが全然ないと切なくなっていって、「あぁ、俺は東京で生きてくんだな。。」って地元への想いを一旦捨てるみたいなさ。

いくみ
確かに、いきなり市役所に相談に行くとかハードル高いですよね。漠然と帰りたいと思ってるくらいではいけないというか。本当は全然行ってもいいんだけど、若者には敷居が高い。それ以外に情報を得る機会がないと、そこで止まっちゃいますよね。

功力
にらレバがあればポジティブにチャンスを伺うことができるよね。仕事とか物件情報がフラッと流れてくるみたいにできたらいいなぁ。気軽に相談にも来て欲しいし。

いくみ
私の場合は誘ってもらって山梨に帰るっていう選択肢が生まれたから、私みたいに提案があれば帰ることも視野に入れるよって人は実はたくさんいそうだなって思うんですよね。まちのことを知るきっかけや帰るきっかけが今まではあまりに少なかったんだと思うんです。

功力
誘われたから行ってみたら面白くてリピーターになったとか、だいたいきっかけはそんなものだよね。自分の場合は子どもを親にあわせるために何度か帰ってるうちに韮崎やっぱりいいところだなって思って、2拠点でやろうと思った。何回か往復するって大事だなって思ったよ。

いくみ
読んで終わりじゃなくて、地元と関わることができる機会をつくっていきたいですよね。2拠点っていう発想がそもそもない人も多いと思うから、そういう関わり方もあることも提案していきたいですね。

西田
しかも功力さんみたいにもう実践してる人がいて、気軽に話聞けて、現実味を感じられるってすごいいいですよね。

功力
あと俺思ったんだけど、俺は神山町出身で高校までしか韮崎にいなかったから、神山のことしか知らないんだよね。知ってる範囲がすべてだと思っていたけど、大人になって往復してるうちに、「あれ、韮崎いろいろあるじゃん」って(笑)盆暮れ正月だけ帰ってても実家で家族と過ごすだけだから韮崎のこと知れないし、店も閉まってるし。

いくみ
確かにそうかも。にらレバとつながっていることで、韮崎市内の情報が自然と入ってくるようにしたいですよね。とりあえずフォローしておけばつながりは保っていられて、悩んだら気軽に相談できたり、いつか響く記事に出会って何かの行動につながったりするようなメディアになっていけば嬉しいな。

気軽に声を届けてほしい!

このように私たちは韮崎のまち自体にも、

韮崎出身の若者向けにメディアをつくっていくことにも、

大きな可能性を感じています。

今まで情報の発信が少なかった分、

これから情報を発信したらどんなことが起こっていくのか

すごくワクワクしています。

ここから半年間はβ版(お試し版)としての運用になります。

シンプルで余白のある状態でスタートしているのは

韮崎に関係するみなさんの声を聞きながら

このメディアを育てていきたいと思っているからです。

本格オープンまでにもっともっと面白いサイトにするために

サイト全体のことでも、一つ一つの記事についてでも、

感想やアドバイスをいただけると編集部は嬉しいです。

韮崎出身の若者とまちがつながることで

未来がもっともっと面白いものになっていきますように!

読んでくれてありがとうございました。

これからどうぞ、よろしくお願いします。