全国の温泉マニアが絶賛!自然の恵みの激レア炭酸泉に包まれて心身ともに癒される| 旭町 韮崎旭温泉

韮崎のスポット

休日の朝、”最近ちょっと切羽詰まってたなぁ”と思うときに頭の中に浮かんでくる場所があります。

それはうちから車を走らせ約10分で見えてくる、『韮崎旭温泉 韮崎旭の湯』です。

「ああ、あのお湯にぼんやりと浸かりたい。。」

定期的にそう思うのは、単に私が温泉好きだからというわけではなく、そこに他の温泉では入ることの出来ない、とっておきのお湯があるから。

そのお湯を求めて、全国の温泉マニアもこの旭温泉にわざわざ足を運びます

駐車場には県外ナンバーの車やツーリングのバイクなどがいつでも停まり、ある温泉マニアが書いた本の中では、著者が選ぶ『一度は行きたい名湯・秘湯・極湯』の全国3位にも選ばれている旭温泉。

しかし、韮崎の人に話すと意外と行ったことがないという人が多いように感じます。

何がそんなにいいのか、全国の温泉マニアも絶賛するこの温泉の魅力をしっかりと地元の人に届けたいと思い、今回、”名物おじさん”と名高い管理人の沼田道夫さん(76)に改めてお話を伺ってきました。

語りだしたら止まらぬ温泉愛

挨拶を交わすやいなや、沼田さんはすごい勢いで温泉について語り始めました。

この温泉は全国でもトップクラスの温泉だから。窪田さんも入ったことあるならわかると思うけど、こんな温泉、他じゃ入ったこんないら。俺も色んな温泉に入ったけど、このレベルの温泉にはまず出会ったことがないね。

まるで湯口から源泉が溢れ出るかのように、沼田さんの言葉からはこの温泉への愛と誇りがザバザバと溢れ出します。

沼田さんはバス会社を退職後、17年間に渡りこの温泉の様子を見守ってきました。

当初、この温泉はまだ建てられたばかりだったのだと言います。

このあたりは昔、桑畑で養蚕が盛んだったんだよ。そこに初代のオーナーが老人ホームを建てて、ホーム内のお風呂のために温泉を掘ってね。水質もいいし湯量も多いからまちの人にも楽しんでもらいたいって思ってその後にこの旭温泉を建てたんだよね。たいしたもんだよ。

現在はすぐ向かいで歯医者を経営する息子さんが二代目オーナーをされているそうです。

本業で忙しいオーナーに変わり、沼田さんは温泉の管理者人として受付に立ち、お客さんにこの温泉の魅力を伝え続けています。

贅沢な泡が全身を包み込む、自慢の『炭酸泉』

浴槽は一つだけ、露天風呂もサウナもなく、一見至って普通の小さな温泉に見えますが、この温泉のすごいところは、地下1200メートルの岩盤より湧出する天然の炭酸泉をザバザバと掛け流しているという贅沢さ。

加水・加熱・循環なしの100%源泉の炭酸泉に入れる温泉は全国でも珍しく、中でもここまで気泡が細かい炭酸泉に入れるところはほとんどないのだそうです。

その細かい気泡により、お湯が白く濁って見えます。

5分も入っていると指で身体に文字を書けるほど、肌が泡で覆われていきます。

温度は38〜39℃とぬるめですが、炭酸の効果ですぐにポカポカしてくるので、物足りないということはないと思います。

水分をしっかり取りながら一時間ほどかけてじっくりと入るのがオススメです。

個人的にツボなポイント

 

各地の温泉で「こういうものが浮いていることがあるけれどそれは汚れではないですよ」という張り紙を見たことは何度もあります。しかし、ここまで入湯者にお願いしてくる張り紙には出会ったことがありません。。

しかもとってもロマンに溢れている・・・!

この張り紙を見るたびに「確かになぁ」と深い地中に想いを巡らせるのです。

この文を書いたオーナーにたまたまお会いできたので話を聞いてみると、そこにはやはり強い想いが込められていました。

人間も動物なのだから自然に触れたときの感覚を大切にしてほしいんです。頭ばかり使っていると疲れてしまうから、自然に触れることで自分と対峙するのがいいと思うんです。

自然って手を加えて人間の思い通りにしていいものではないと思うんですよね。炭酸泉は放っておくと酸化鉄で黄色っぽくなってしまうし、大体の温泉がレジオネラ菌予防などのために塩素を入れているんですけど、うちでは毎日3時間かけて湯抜き清掃を行うことで綺麗なお湯を保つことができているんです。本物の温泉というのは手がかかるんです。職員には本当に感謝しています。

旭温泉では毎朝6:00から3時間かけて湯抜き清掃が行われています。

そのおかげで私たちは地中の恵みをそのまま肌で感じることができるのです。

肌をツルツルにしてくれる源泉

お湯から出た後はシャワーで洗い流さない方が、美肌効果が持続するそうです。

そして、旭温泉の源泉は飲むこともできます

毎回清掃終わりにザブンとこのお湯に浸かり、このお湯をゴクゴクと飲み続けて17年の沼田さんは、ツルツルのお腹を自慢げに見せてくれました。

とても76歳とは思えぬ美肌(美腹)。

受付で沼田さんにお願いするとストックがあれば冷蔵庫で冷やした源泉を飲ませてくれるので、声をかけてみるといいと思います。おそらく熱い語り付きなので、時間に余裕があるときがオススメです。(笑)

全国で絶賛されている

温泉エッセイスト高橋一喜さんによって書かれた本の中で全国3位に選ばれたのみならず、多くのメディアで取り上げられていることを沼田さんは誇らしげに話してくれます。

そんなメディア効果や多くは口コミ効果で、遠くは京都などからもお客さんが来るそうです。

この日も上野原から来たお客さんが「遠くて来るのをためらったけど、本当に来てみてよかった!予想以上の泉質の良さだったから絶対にまた来たい。」と絶賛してくれているところに沼田さんは、

「上野原は遠くのうちに入らないよ」とバッサリ。

県内とは言え上野原は割と遠いと私は思うのですが、そのくらい全国各所からお客さんが来ているということなのでしょう。

「地元の人の方が来ねぇんだ(泣)」

旭温泉では地元の小学校の社会科見学の受け入れもしています。

「やっぱり嬉しいもんだねぇ」と沼田さんは子どもたちの感想を大切そうに眺めます。

こんなに地域に密着した温泉なのに、来るお客さんの8割は県外の方なのだそうです。

せっかく全国トップクラスの温泉があるのだから、地元の人にもっと入りに来て欲しいし、もっと宣伝して伝えていってほしい

と沼田さんは言います。

以前ご紹介した新府の共選場も然り、県外の人には注目されているのに、韮崎に住んでいる人は気が付いていない韮崎の魅了的なスポットが色々あるのだと思います。

にらレバではこれからも、そうした発信の手段を持たずに地道に頑張っている地域の人やスポットの力になっていけたら嬉しく思いますし、私たちの世代はSNSなどそれぞれが発信の場を持ち、発信することに慣れている世代だと思うので、若い世代が地元の情報発信に一役買ってもいいのではないかと感じました。

それにはまず地元のいいところを体感するところから。

思わず人に伝えたくなる、とっておきのお湯が、ここ旭町にありますよ。

 

基本情報

韮崎旭温泉 韮崎旭の湯

住所 山梨県韮崎市旭町上条中割391
電話番号 0551-23-6311
開館時間 10:00~20:00(火曜定休)※火曜日が祝日の場合は翌日が休み
料金 大人600円/子供300円(3歳以下無料)