にらレバライター、BEEK DESIGN スタッフとして編集・デザイン業に勤しむ。元地域おこし協力隊・青少年育成プラザMiacisスタッフ。1991年生まれ。韮崎高校出身。音楽・サウナ・お寿司が大好き。
前編では、イベント始まりの様子をご紹介しましたが、今回の中編では新宿からの参加者をご案内した韮崎スタディーツアー「ドンどんツアー」の様子をご紹介させていただきます。
昼の部:ドンどんツアーとは?
韮崎で何か始めるならこの人に会っておくといいよ!という地域のキーパーソン(ドン)を紹介しつつ、地域を巡ってローカルビジネスのタネをたくさん見つけられる機会を提供するスタディーツアー。
①森のようちえん”うじゅうの森”で子育てについて考える
うじゅうの森とは?
月に1、2回未就園児の親子サークルが開催され、大自然の中で思いっきり遊んだり学んだりできる場所。森を活かして”子育て”をし、子育てを活かして”森育て”がされています。そんな活動の様子や韮崎の子育て事情などをドンに教えてもらいました。
Pickup!お話の一部をご紹介。
「短時間で働きたいママと会社側のニーズを両方知っていてつなぐ役割をしてくれる人がいたらいい」
「保育士は技術やアイディアは持っているけど経営や法律に弱い人が大半。その分野が得意な人とタッグを組めばもっと色々な事業を発展させていけるのではないか。」
②事業構想いっぱいの西エリア
西エリアってどんなところ?
大村博士(ノーベル賞受賞者)のふるさとであり、大村美術館や大村博士の生家、その周りの環境や、甘利山を使った観光圏をつくるプロジェクトが進行中の韮崎の西側。史跡や米どころとしての歴史も活かしたエリアづくりをしようとしているその事業構想の進行状況をドンにお話してもらいました。
Pickup!お話の一部をご紹介。
「点としてはいいものがあるが、一つのためだけに人はこない。どうエリア全体をつくっていくか、今まさに大きな構想を大村先生と一緒に考えている真っ最中。」
「中谷米という幻の米が獲れるエリア。米作りはサラリーマンをしながらでもできる。自分で食べるものは自分でつくるという生き方を提案していきたい」
③妄想が止まらない!韮崎中央商店街の空き家巡り
商店街エリアとは?
かつて物流の拠点・宿場町として栄えていた時代のように、もう一度このエリア全体を再生させていこう。そんな想いをもって活動し始めている人たちがいる駅のすぐ近くの商店街エリア。アメリカヤの復活で全国からも注目されているこのエリアの気になる空き物件にみんなで潜入しました。
Pickup!お話の一部をご紹介。
「昭和30年前後にこのあたりはとても栄えていたが、今は後継者がいなくて70代が営んでいる店が多い。今のニーズに対応できるよう、若い人が入って商売をして新しい魅力をつくっていってほしい」
「アメリカヤ横丁(通称”アメ横”)をつくりたいと思っている」
ドンたちはみんなとっても濃いお話をしてくださり、その情報量を受け止めるだけでも大変なのではないかと思うほどでしたが、参加者のみなさんはとても前向きな姿勢でツアーに参加してくれました。
韮崎という小さなまちの中でも、様々な人がまちのため・人のために多くのことを考えて既に行動を起こしていること。そしてまだまだ韮崎には課題も関われる余白もたくさんあるのだということが伝わり、自分にできることを考えるきっかけとなったのではないかと思います。ドンたちとも繋がれたので、これから何か始めたいときにはいつでも相談することができます。
頭をいっぱい使ったあとは、お待ちかねの乾杯タイムです!
後編(ナイトマーケットの様子とまとめ)に続きます→