\感謝!/約300人が参加したイベント【ニラサキサラニ#1】の様子を写真満載でお届け!〜中編:韮崎スタディーツアーの様子〜

空き家探索に子どもたちもワクワク


前編では、イベント始まりの様子をご紹介しましたが、今回の中編では新宿からの参加者をご案内した韮崎スタディーツアー「ドンどんツアー」の様子をご紹介させていただきます。

昼の部:ドンどんツアーとは?

韮崎で何か始めるならこの人に会っておくといいよ!という地域のキーパーソン(ドン)を紹介しつつ、地域を巡ってローカルビジネスのタネをたくさん見つけられる機会を提供するスタディーツアー。

①森のようちえん”うじゅうの森”で子育てについて考える

うじゅうの森とは?

月に1、2回未就園児の親子サークルが開催され、大自然の中で思いっきり遊んだり学んだりできる場所。森を活かして”子育て”をし、子育てを活かして”森育て”がされています。そんな活動の様子や韮崎の子育て事情などをドンに教えてもらいました。

このエリアのドンはNPO法人子育て支援センターちびっこはうす理事長の内藤香織さん

案内人はMiacis施設長西田遙さん

韮崎市の子育て環境の良いところも改善点もありのままが語られました。今後実践できそうな様々な提案も。

Pickup!お話の一部をご紹介。

「短時間で働きたいママと会社側のニーズを両方知っていてつなぐ役割をしてくれる人がいたらいい」

「保育士は技術やアイディアは持っているけど経営や法律に弱い人が大半。その分野が得意な人とタッグを組めばもっと色々な事業を発展させていけるのではないか。」

ツアーに参加した子どもたちもうじゅうの森の大自然に大喜びでした

②事業構想いっぱいの西エリア

西エリアってどんなところ?

大村博士(ノーベル賞受賞者)のふるさとであり、大村美術館や大村博士の生家、その周りの環境や、甘利山を使った観光圏をつくるプロジェクトが進行中の韮崎の西側。史跡や米どころとしての歴史も活かしたエリアづくりをしようとしているその事業構想の進行状況をドンにお話してもらいました。

西エリアのドンは韮崎大村記念美術館事務局長の藤巻明雄さん

案内人は株式会社8lab代表の功力昌治さん

会場は大村智先生の生家「螢雪寮」。お二人から西エリアの魅力や構想が次々と語られました

Pickup!お話の一部をご紹介。

「点としてはいいものがあるが、一つのためだけに人はこない。どうエリア全体をつくっていくか、今まさに大きな構想を大村先生と一緒に考えている真っ最中。」

「中谷米という幻の米が獲れるエリア。米作りはサラリーマンをしながらでもできる。自分で食べるものは自分でつくるという生き方を提案していきたい」

移住者である中村さんも生活の様子をお話してくれました

ちびっこはうすさんが各エリアで託児をしてくれたのでとても助かりました

③妄想が止まらない!韮崎中央商店街の空き家巡り

商店街エリアとは?

かつて物流の拠点・宿場町として栄えていた時代のように、もう一度このエリア全体を再生させていこう。そんな想いをもって活動し始めている人たちがいる駅のすぐ近くの商店街エリア。アメリカヤの復活で全国からも注目されているこのエリアの気になる空き物件にみんなで潜入しました。

商店街エリアのドンは韮崎商工会の会長岩下和彦さん(手前)、案内人はIROHA CRAFTの千葉健司さん(奥)

韮崎リノベーション物件の代表格アメリカヤが最初のスポット。屋上に来たらおきまりのショットを撮影。

岩下さんにまちの歴史などを教えてもらい、商店街エリアの空き家探索へ出発!

Pickup!お話の一部をご紹介。

「昭和30年前後にこのあたりはとても栄えていたが、今は後継者がいなくて70代が営んでいる店が多い。今のニーズに対応できるよう、若い人が入って商売をして新しい魅力をつくっていってほしい」

「アメリカヤ横丁(通称”アメ横”)をつくりたいと思っている」

昭和レトロなアメ横妄想物件

まちを歩きながら空き家バンク登録物件も紹介されました

最後はだんらんキッチンで空き家活用の実例を見学

だんらんキッチンでは実際の改装の様子や道具シェアの仕組み”コビルト”の構想などが語られました

ドンたちはみんなとっても濃いお話をしてくださり、その情報量を受け止めるだけでも大変なのではないかと思うほどでしたが、参加者のみなさんはとても前向きな姿勢でツアーに参加してくれました。

韮崎という小さなまちの中でも、様々な人がまちのため・人のために多くのことを考えて既に行動を起こしていること。そしてまだまだ韮崎には課題も関われる余白もたくさんあるのだということが伝わり、自分にできることを考えるきっかけとなったのではないかと思います。ドンたちとも繋がれたので、これから何か始めたいときにはいつでも相談することができます。

頭をいっぱい使ったあとは、お待ちかねの乾杯タイムです!

後編(ナイトマーケットの様子とまとめ)に続きます→