編集部が語る!にらレバの「これまでと、これから」|にらレバ3周年【特別対談】

みなさま、こんにちは。にらレバ編集部です。

私たち「にらレバ」は2018年に立ち上がり、今年の9月に無事【3周年】を迎えることができました。

これまで、170本の記事を配信し、その間、運営メンバーも、配信する記事の内容も…環境や状況に合わせて、さまざまな変化を遂げてきました。

この記事では『にらレバ』のこれまでのあゆみ、そしてこれからについて、運営メンバーで集まり、話し合った様子をお届けいたします。

韮崎出身者に向けてスタート!一風変わったメディアを目指して

なかなかご紹介する機会がなかったのですが…現在は、この3人で運営しています。(偶然にも3人とも30歳!)

左:初期メンバーの一人で、河原部社の理事長である西田遙

真ん中:にらレバのライターであり、BEEK DESIGNで編集・デザイン業をしている窪田いくみ

右:にらレバのライター/編集者であり、ディレクションやSNS広報も担当している松野佳奈

※編集部メンバーnoteの記事で、名前の由来、メディア立ち上げの背景、編集部の想いなどを言葉にしています。

「試行錯誤しながら3年目」これまでを振り返る

対談を行なったのは、先日よりみちで配信した「穴山温泉 能見荘。立派な庭園を眺めながら暖かいお茶を片手にゆる〜く語ります。

客室の写真

松野
にらレバ3周年!

せっかくなら「編集部メンバーで対談をしよう!」ということで集まった今回の企画ですが…

まずは、発起人の2人に簡単に、にらレバのこれまでを振り返ってもらおうかな?

西田
フリが雑だね(笑)。

まず、にらレバって、「出身者向けのメディアがあったら面白くない?」ってところが、スタート地点であり挑戦で…それがポイントなんだよね。

観光のためのメディアはたくさんあるけど、そうじゃなくて、出身者だからこその視点がある一風変わったサイトもあっていいよね!って。

窪田
「地元に誇りを持てるメディアって何だろう?」って編集部で話し合ったよね。

西田
そうそう。だから、町名とか平気で出しちゃう。

外の人からしたら、わけのわからないローカルな話題なんだけど、韮崎の人からしたら地元のことがネットに上がっていたら、シンプルに嬉しいし親近感湧くよね!って。

松野
スタートして1年で、64本配信していたけど、当時は誰が中心となって書いていたの?

西田
ほぼ、いくみ(=窪田)だね。

それで、最初に発信したのが「新府共選場の桃について。とりあえず書いてみようがきっかけで、今や、にらレバを支えるロングセラー記事だから(笑)。

窪田
初期メンバーやハルカ氏(=西田)も書いていたよね。

あと、寄稿やイベントレポも多かったかな?韮崎出身者によるサンマ祭りのレポ韮崎を空撮したドローンジョ。あと、ゆるキャラグランプリとか。

西田
この3年間、迷いながら進んできた感はあるよね。

常に「あれ、俺たち何がしたいんだっけ?」「求められている記事とは?」ってなっていた気がす(笑)

窪田
そうそう。試行錯誤をして3年目(笑)。

読者にどんな記事が刺さるのかわからないから、「とりあえず何でも書いてみるか!」って流れだったよね。

「地域を巻き込む」一体感が生まれた記事を回想

西田
一方で、色々と試した中で「この記事は良かった」ってのはあって、最近だと土偶(ミス石之坪)の記事は良かったと思う。

ただ、情報を発信するだけじゃなくて、記事を使って他の人に説明したり、シェアしたり、「みんなで、毎日投票しようぜ!」っていう一体感が生まれていたと思う

記事を書いた結果「こういうことが生まれました」と結果が見えるのって、いいよね。

松野
あの記事は、中央公民館の松本さんから「どうしたら、ミス石之坪が縄文ドキドキ総選挙で1位になれると思う?アイディアない?」って、相談を受けたのがきっかけ。

まずは、市民の人にミス石之坪という存在を知ってもらう必要があると思って「記事にしませんか?」って、提案してみたんだ

西田
「これをどうにかしたい!」という、発信したい人の思いがあって、「それ、ニラレバでこうしたら面白いんじゃないですか?」って、アイディアが生まれる。

前に韮高サッカー部の記事を書いたんだけど、「#韮サカ応援企画」をつけて、韮高サッカー部を応援しよう!みたいなキャンペーンも行って。

それも、書いて終わりじゃなくて、その先につながる、読者と一体感を作れた記事だった

窪田
地域を巻き込んでいく記事もあっていいし、読み物として面白かったり参考になる記事もあっていい。

模索中だけど、少しずつ「にらレバらしさ」を出していきたいね

にらレバが3年間で伝えてきたものとは?

伝わっていない魅力をカタチに

松野
ここまで、ざっくりこの3年間をプレイバックしてもらったけど、いろいろ試してきた中で、次は「こんなことに挑戦したい」とか構想はあったりする?

西田
そうだな〜、もっとイベントとか読者が参加できるものがあってもいいかもって思うけど。

でも、単純にこれからの韮崎にとって「どんなメディアが必要か?」って話なんじゃないかな。

窪田さん、どう思いますか?(笑)

窪田
無茶振り(笑)。

う〜ん、韮崎って小さなまちだからネットで検索しても見つからない情報の方が、圧倒的に多いと思うんだよね。

韮崎には、いいところがたくさんあるのに、それを発信している人がいないから、今まで伝わってこなかったことが多くて。にらレバがあることで伝わっていることも多いと思うな。

西田
その結果、何があるんだろう。韮崎の市民が誇りを持てる?

窪田
それを目的にやってきたよね。それで、若者たちが「韮崎っていいところじゃん!」って思ってくれたらいいなって。

松野
にらレバに取材された方は、記事を自分たちの名刺がわりにしているよね。「私のことを知りたかったらここを見てね!」って。

移住してきた方たちも「にらレバを読んで情報収集してましたよ」って話してくれたり。韮崎に特化したメディアがあるからこそ伝わる情報って確実にあるよね。

窪田
にらレバがあることで、市外に住んでいる人もネット上で気軽に韮崎のことを知ることができるよね。

 

韮崎の「アーカイブ」になると信じて

松野
個人的に、企画『Shutter』地元の風景をリアルタイムで届けるのって、すごくいいな〜と思っていて。

東京に住んでいた時に、たまに山梨に帰ってくると「前までドラッグストアだったのに100均になってる」とか地元が微妙に変化してたんだよね。

田舎だから景色なんて変わらないだろ〜って思ってたから衝撃だった。

窪田
わかる!知らないうちに変わっちゃうって寂しいよね。

西田
置いてけぼり感ね。

松野
それ!でも、Shutterって、地元の景色を定点観測してるじゃん。

少なくとも、韮崎に関わる誰かの写真を通して、故郷の今を確認できるのって大きいと思うんだ。

窪田
興味は湧くよね。「今こんな感じなんだ!」って。変わっていない部分も、「この景色懐かしいな」とか「改めて見るとなんかいいな」とか思ってくれる人もいるだろうね。

西田
山梨も韮崎もとことん検索する人は少ないけど、情報が何にもない状況で住んでいても「何にもないな〜」で終わっちゃう。

せめて、あそこにこういう店があって、こういう店が新たにできて、「韮崎の歴史ってこうらしいよ!」って知っておくと。

まったく知らないよりは満足度がちょっと上がる!みたいな。

窪田
気づかぬところでそういうことが起こっていると信じたいよね。

西田
これまで170本配信してきたけど、ネット上に「韮崎市の〇〇」という情報が存在していること自体に意味ってあるよね

松野
どこかの誰かには届いている可能性はあるわけだから、ないよりはあったほうがいいよね。

西田
だからこそ、王道の情報とか必要最低限の情報は掲載されている状態を作りたいよね。

それができれば次の段階に行けるかな?って。

窪田
それが整えば、いい感じの韮崎のアーカイブになるよね。

「とりあえず、ここを見ればわかるんじゃないか!」って、期待を持てるツールになる気がする。

 

独自の視点を!これからのにらレバはどう進化する…

伝えたいこと!伝えた方がいいこと!で溢れているメディアに

西田
そうなると世界観やテイストとか、そろそろ「にらレバならではの視点」を作って行きたいよね。

松野
ここまで話し合って改めて思ったんだけど、もっとライターの個性を前面にだす、メディアにしていくのはいいかもしれないね。

窪田
そう考えると、よりみちは「窪田いくみが紹介する!」みたいな私目線の内容かも。

もっと、ライターみんなの伝えたい気持ちが溢れている、そんなメディアになったらいいかも?

西田
それいい!単純に「伝えたいこと!伝えた方がいいこと!」で溢れているメディアにらレバ。

松野
広告コピーみたい(笑)。

確かに、その方がライターも気分が乗るよね。

今後、「これを伝えたいんだ!」って人たちと一緒に作っていけたらメディア自体もより楽しくなりそう。

窪田
韮崎の伝えたいことを持っている人が、思いの丈を発信できる場所として機能させたいね。

松野
その場所が韮崎にあるって、最高の環境だよね。

西田
で、何伝えたいの?まつのすけ(=松野)は(笑)。

松野
え!?(笑)

そうだな…。最近だと「伝えたい!」で溢れている人の想いを代弁した記事は書いていて楽しかったかな。

それこそ、縄文土器や土偶、わに塚の桜のふるさと納税記事とか。依頼者から「好きなんです!」「なんとかしたいんだ!」が溢れていると、こちらもつい楽しくなっちゃう。

西田
わかった!それで、キャラ立てすればいいんじゃない?ライターそれぞれに、ポリシーというかキャッチコピーをつける。

松野佳奈は「誰かの〇〇を代弁する」、窪田いくみは「韮崎でみつけた〇〇をカタチにする」だから、この人はこういう記事を書いている、みたいな。

\イメージはこんな感じ!/

松野佳奈
誰かの〇〇を代弁する

自己紹介・・・

窪田いくみ
韮崎でみつけた〇〇をカタチにする

自己紹介・・・

 

韮崎で起こるワクワクを追い続ける姿勢を!

松野
ちなみに、西田遙は何を書く人なの?

西田
そうだな〜、俺は、プロジェクトや韮崎で起こるワクワクを伝える記事を書いてみたいな

「こういうの始まったよ!」「こういうのがあったら絶対、面白いでしょ!」みたいなことや、自分たちで仕掛けたり作ったりしたことを書いてみたいな。

松野
水面下で進んでいる「韮崎で生まれる新しい何か」を見える化するのはいいね

西田
例えば…今、移住してきたヨガインストラクターのMikaさんと、『パークフィットコミュニティ』みたいなものを作っていて。

内容としては、毎週第1土曜の朝に韮崎中央公園に集まって、みんなで走って、そのあとヨガをするっていうもの。

松野
いいね!生活レベル上がりそう。

西田
今は、月1くらいで開催しているんだけど、だんだんと人が集まって50人くらいになればいいな〜って。

窪田
そういう、いい情報ほしいな。

なんで、それが生まれたのかの背景も気になるだろうから、にらレバで発信できたらいいな。

西田
韮崎って、ここ数年で移住者も新しいお店も増えて、若者プレイヤーが増えてきたよね。

きっと、これからおもしろい取り組みがどんどん増えると思うから、とりこぼさず伝えていきたい感はある

松野
いいね!出身者も移住者も、韮崎に関わるみんなでこのまちを作っていく。そんな様子を追っていきたいね。

一方で、コロナが落ち着いてきたら、にらレバでも主催者としてイベントやオフ会も少しずつ開いていきたいね。

窪田
そうだね。3周年を迎えたけど、まだまだ私たちにできること、挑戦したいことはたくさんあるよね。

西田
2022年こそは、ローカルメディアにらレバのカラーや個性が、読者に伝わるようカタチにしていこう!

西田
そのためにも、これからは、一緒にやっていける仲間が韮崎に増えるとか、若い人が韮崎に移住してきて何か始めるとか…

誰かと韮崎とが繋がるような内容や、きっかけを発信したいかな。

4周年に向けて!編集部からお知らせ

 

「知らないだけで、たくさんの魅力が凝縮されているまち。」

ならば、「知らないを知っている。そして、思わず誰かに話したくなる!」そんな情報を入手できる場を作れば、地元との自分なりの関わり方を見つけられるのではないでしょうか。

ここに来れば、まだ知らぬ韮崎市の魅力を知り、誇らしく語れるようになる。そして、いついつまでも地元とゆるやかに繋がっていける。

私たち編集部は、出身者も移住者も、韮崎市に関わるすべての人にとって、にらレバが、そんな場所になれたらと願っています。

 

にらレバは4周年に向けて、このサイトを訪れた人がワクワクしながら興味のある情報にアクセスができるよう、サイトデザインやロゴをはじめ、配信する記事の内容を見直すなどマイナーチェンジしたいと考えています!こちらも、どうぞお楽しみに。

にらレバに関わるすべてのみなさま、引き続き「にらレバ」を、よろしくお願いいたします。

 

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